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2022年10月29日 (土)

コダック DC25

Dscn53161996年というと、今の10代や20代の方には「戦後に作ったカメラです」と注釈が説明が必要かもしれない。「戦後」というのも「太平洋戦争」とは限らず「湾岸戦争」とか「アフガニスタン戦争」のことかと思われてしまうかもしれないな。

今やコダックがデジカメを作っていたことを説明するのも怪しいが、「コダック」というのがどういったメーカー、ブランドなのかということも説明が難しい。映画のテロップで「Kodak」の文言が消えて久しい。今でも写真用フィルムを作っているが、とても高くて買えない価格帯になってしまった。「フィルム」というのも「写真用」と説明を入れておかないとスマートフォンの保護フィルムが頭に浮かびそうだ。

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本カメラはコダックが(おそらく)最初に記録媒体にコンパクトフラッシュを採用したものだ。同時期に発売したDC20は内蔵メモリ機で液晶ビュワー非搭載だった。

それで喜んで撮影すると、コンパクトフラッシュに記録した画像が専用フォーマットで正常によむことができないのだ。

しかし、拙僧の記録フォルダにはそれなりに撮影した画像が残っているので、20年前は対応したビュアーソフトがあったのか、カメラにそういう設定があったのか、よくわからない。

なぜかというと既に処分してしまったからだ。20年前だったら値が付かなかった本カメラだが、試しにネットオークションに出したらそれなりの価格帯で旅立っていった。そういうケースは本カメラだけではなく、ひょっとしてクラシックデジカメを紹介したマンガかアニメがあるのかもしれないな。

 

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2022年10月18日 (火)

ニコン Aiニッコール85mmF2

Dscn4745かつてライカ判カメラでポートレイト撮影にもっとも向いたレンズが85mmだとされた。なので同じ中望遠でも105mmとか135mmよりは割高な値付けになっていた。最近のデジカメ事情はよく知らないのだけれども、ひょっとしたらライカ判撮像素子のミラーレス一眼でポートレイト撮影の主力は今でも85mmなのかもしれない。

85mmF2というのは比較的フレンドリーな価格帯だったが、それでもそれなりの価格帯だった。あまりジャンクとかバーゲンとかでは出ないレンズだ。もっとも、主力は85mmF1.4で、お金を捨てたいブルジョワの爺とかは喜んで京セラコンタックスのゾナー85mmF1.2にしてケースから出さなかった。そういう意味でいうと85mmF2というのはスリムで軽いし何しろ戦闘的なので実際の撮影では効果を発揮した。

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拙僧は長いこと85mmという焦点距離は手が届かずにいた。それで困ったかというとオートニッコール105mmF2.5やらAiニッコール135mmF2.8で困ったことは無い。しかし、無いと憧れは募るものだ。

Hオフで見かけた本レンズは6000円台と85mmF2の割には安かった。安いのには理由があって前玉に目立つ傷がある。もっとも、拙僧は前玉の傷の一つや二つで写真が曲がるという連中は信用していない。バトルダメージがあってこその戦闘的な撮影が可能なのだ。見た限り傷以外には不具合無しだったので拾い上げた。

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2022年10月10日 (月)

フジフィルム ファインピクス6800Z

Dscn5179一時期は全く動かなかったコンパクトデジカメだが、どうも最近は動くようだ。逆に120判のフィルムカメラが全く動かなかったから二眼レフとかフォールディングカメラとかは売り時を逃したかも。もっとも、一眼レフカメラや距離計連動の中判カメラはかなり高騰しているので、折角高い120判フィルムを使うのであれば、安定したカメラで撮りたいのだろう。距離計も非搭載のフォールディングカメラに投資する余裕はないわけだ。

とりわけカラーフィルムが高い。拙僧はモノクロネガしか使わないのだが、ポジフィルムなんてとんでもないことになった。なので拙僧はカラーで撮るときはデジカメを使っている。


Dscf0040拙僧が以前から提唱している「クラシックデジカメ」というジャンルが確立しているのだろうか。そういう意味では本カメラはポルシェデザインでグッとくる。実際は縦型ボディが滑りやすかったりヒヤリとするのだが、「クラシックカメラ」をつかう醍醐味なのだろう。

本カメラは撮像素子300万画素級で出力画像は600万画素級までゲインアップできる。そういうギミックは、フィルムカメラでいうところのライカ判とハーフ判の切り替えのように、何かしらの悦を感じるのかもしれないな。

300万画素級ならフィルムカメラの代用品としても十分に使える。

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2022年10月 1日 (土)

オリンパス μデジタル725SW

Dscn6844今や市場がほぼ無くなったのがコンパクトデジカメである。プリントを前提とするなら、並の上のスマートフォンでは歪んで使い物にならないのだが。写真がプリントの鑑賞から液晶ビュワーに写って、コンパクトデジカメという市場は失われた。かつてはあれだけの開発速度と多様性を楽しんだものだが。

P7130112今でもコンパクトデジカメに意義があるとしたら防水タフネスタイプだろう。拙僧も北海道キャンプツーリングで防水ケースにiPhoneを入れていったが、やっぱり不安だったので雨天化では使わなかったし、防水ケースの中では操作性もイマイチだ。それに比べ、タフネスなデジタルカメラは不安が無い。実際には防水効果は劣化しているのだろうが、iPhoneと違って壊れてもそれほど痛くないしな。

本カメラはカメラとしては十分だが、記録媒体がxDピクチャーカードという過去の産物なのが惜しい。

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