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2022年11月12日 (土)

理研光学 ベストオリンピック

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拙僧の病気がずっと込み入っていた時、安い中判カメラを蒐集していた。まだ、500円も出せば120判モノクロネガが買えた時代である。一時期は中判カメラが高騰した時期もあったのだが、今となってはフィルム代も高く店に出せば現像代も高く、一部のカメラを覗いて中判カメラの価値は急落してしまった。先日などは綺麗なバロンシックス(革ケース付き)を100円で落選したしな。いやいや、買っている場合ではなく現在もフィルムカメラに限らず、拙僧のガラクタの大粛清は続いている。

もっとも本カメラは中判カメラといっても127判、いわゆるベスト判カメラだ。これも一時期はクロアチア製のエフケしかなかったのだが、その後ローライブランドのモノクロネガが加わった。今(2022年)でも「かわうそ商会」で127判フィルムはモノクロネガの他にカラーネガやカラーポジも売っているようだが1800円くらいして気楽に買えるものではないな。もっとも、バカみたいに高額になったコダックに比べたら買えない価格帯ではない。

 

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拙僧の個体は貼り皮がセンスのイイ木目調にやっつけ仕事で替えられてモデル名もよくわからなかった。そういうカメラを買うというのもどうかと思うな。ひょっとしたらネットオークションじゃなくて中古カメラ市でゴミ同然の価格で転がっていたのかもしれない。

銘板に「Olympic」とあるのオリンパスと関係があるのかと思ったら理研光学、つまりリコー製だということが分かった。

レンズに汚れはあるもののちゃんとしたフィルムを詰めて慎重に撮影すれば、それなりの絵作りをしそうだ。手元には期限が15年以上前に切れたエフケしかなかったので、撮影して現像でおしにおした。それでひとまず絵が出てきたのだが、それでフレッシュなモノクロネガを買って撮影するかというと、ちょっとそれはしんどいかな。

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