太陽堂光機 ビューティーフレックス
ビューティーフレックスである。「ビューティー」などと口走ると「ルッキズム!!」と弾劾されそうな世の中だ。キューティーハニーさんも令和の世の中では活動しづらいだろうな。そのコスチュームも含めて。
そもそもメーカーや発信者(最近はxxチューバ―とかいう)というのは自信が無いと綺麗だったり立派だったりする単語をつけたがる。ファーストとかゼニットとかだな。もっとも、そういうのはそれなりに自立性があって権威に寄せるネーミングに比べたら清々しい。つまりイコンとかコンタックスとかライカとかを髣髴するブランドは多かったし、今でも生き残ったり全く予想もしなかったベクトルで苦しんでいたりする。市場というのは冷酷だなあ。
それで本カメラのメーカーである太陽堂光機だが、拙僧が人生を始める前に工場を閉じてしまったようだ。もっとも、太陽堂というカメラ店は、拙僧が上京して青春を謳歌するころにも存在した。なかなかフェアな商売だと聞いているが、やはりフィルムカメラを主軸とした中古カメラ店というのは難しく、令和を迎えることはできなかったようだ。
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コメント
ごぶさたしとります。Rikkie師匠
これと全く同じの、不動品を持ってたことがありましたが修理しないまま手放してしまったのです。この描写を見てからだったら残していたと思います。ほんのわずかに柔らかくハイライトがにじんで 素敵な描写です!
投稿: とりおた | 2023年2月 6日 (月) 16時52分
どもども、とりおた殿。
この国産中判カメラの柔らかな諧調と滲むハイライトというのは魅力ですよね。
かつてニフティ時代。ハッセレーやローライが当たり前の爺には全く通じませんでした。
投稿: Rikkie | 2023年2月 7日 (火) 22時03分