2017年3月11日 (土)

チノン 35FX-III

Dscn6524「オールドネイビー」が撤退したらしい。これは「H&M」や「ユニクロ」のようなマスト系ファッションのセレクトショップで、トレードマークは「P-51マスタング」である。「オールドネイビー」なら「F8Fベアキャットだろ」という突っ込みは今回は掘り下げないことにしたい。ともかく、北米資本なのだろう。

拙僧がバンクーバー時代にも、そこここに「オールドネイビー」があった。しかし、いくら赤貧の拙僧夫婦も「オールドネイビー」の服は買わなかったな。あれを買うなら中国系移民のバザールでB級輸入品を買った方が遥かに出来はイイし安かった。だから、名古屋に「オールドネイビー」ができた時には、あんなものを喜んで買うなんてどうもね、と思っていたのだが、流石に上手く展開できなかったようだ。

Image71ちょくちょく「本場ニューヨークで発祥したカラーベーグルが日本に」なんていうニュースを聞くのだが寒い毛がするな。拙僧の義理姉が味音痴でショッキングピンクでべっとりとしたシュガーを塗りまくったドーナッツをたまに持ってきたりしたのだが、絶対に手をつけずに追い返した後に捨てた。白人ブランドの菓子なんて喜んで並んで買う気分が全く分からない。拙僧の好んで買ったのはキャンベルのスープくらい。

もっとも、最初はあれだけ嫌っていたスターバックスのようなシアトル系コーヒーも最近は積極的に呑むから、拙僧も資本主義の悪魔に毒されたな。

そういうリキテックスの見本みたいなシュガーを塗りたくったベーグルやらドーナッツやらと全く対照的なのがチノンだろう。言ってみればチノンは「うまい棒」や「よっちゃんイカ」なのだが、それぞれに深い味わいを楽しめる。

コンテンツもご覧いただきたい。

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2015年3月28日 (土)

ロモグラフィー ダイアナF+

Dscn7996ロモグラフィーを頂点(?)とするフィルムトイカメラムーブメントはフィルム供給の限界点を遅らせるのに貢献したと言える。実際、今でも110判フィルムが手に入るのはロモグラフィーのお蔭だ。フィルムトイカメラのフォロワーの方々というのは一定はいらっしゃって、去る方も多いが参戦なさる方もいる。とはいえ、数は去っていく方が多い。

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我々のようなオールドタイマー(老月交巻相照机愛好家)にとって、ロモグラフィーは遠くて近い微妙な存在だった。しかし、前述の通りフィルムインフラを支える仲間でもあった。

彼らの弱体化は我々にとっても不幸なことである。

コンテンツもご覧頂きたい。

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2013年7月10日 (水)

コダック スナップキッズ(期限切れ)

Imgp2289 「日本のエンジニアは独創性が無い。」

「日本のエンジニアは創作性が無い。」

この、インターネットで情報の供給過剰の世の中でもしたり顔で言う方は今でもいらっしゃいますな。勿論、本当にエンジニアを5年以上やった方、或いはエンジニアとして外国人と関わり合いになって仕事をした方は、そんなことは言いませんよ。日本人は信じられない程にナーバスで繊細なクオリティを絶対に不可能な工程表で実現する。いや、白人は出来が80%だというかもしれない。オリジナルは5%だというかもしれない。しかし、英語や北京語、インド人も英語で通用するかなあ。それらの言語でガチ口喧嘩が勝てる自信のある方なら、商売やってみるのもイイ。工程表を守るのがクリティカルだって納得させるのにエラク工数がかかるから。

「顧客からすれば80%の出来では仕事をしたことにならない。」

前にも言ったんですが。拙僧は某大学の夜間講座を受けているんですよ。ジャンルは「ベーシックビジネススキルアップ」。拙僧は実質的に10年くらいヒモをさせて頂いたんですが、そろそろちゃんとした仕事をしたいと思っていましてね。それで、少しでもビジネス人としての感覚が戻ればいいと思いまして週一で通っているんです。それで元ITエンジニアで現中小企業診断士の講師がそう言うのですわ。なんでそんな話になったかというと、拙僧が「もう、年収600万円以上の仕事はしたくない。80%の出来の仕事を半値で受けようかと思っている。喰っていくだけなら、妻のサポート(要は家事ですな)だけでもイイわけだし。」と、いつものマナーの悪いことを言ったからなのだが。でもねえ、その顧客の中小企業の社長さん。初めに出した見積もりで納得して契約したかねえ。2割くらいは値引きしたんじゃないの?そしたらクオリティは2割減になるわなあ。物理的な話だよねえ。

Image4 一方で、その講師さんは

「今はソフトウェアもフリーウェアが多く、複雑なソフトも極端な話、タダで手に入ります。」

と仰る。いや、別に講師さんに異論があるわけではない。でも、タダで手に入る基本ソフト、つまりOSとかDBとかワープロとか使ったらオリジナリティもへったくりも無いよねえ。さっき、PCレベルのDBアプリはJavaだって言っていたけど、それも基本的にはタダなんでしょう?実際のところ、ネット時代というのはコピー、いや語感が悪ければ流用で成り立っているのだ。既存の有りものを使って安く仕上げる。或いは工程表通りに仕上げるのだって、立派なオリジナルのノウハウだ。鉄道が3分おきの時刻表を守るなんて、日本以外に考えられらないな。白人でもアジア人でも概念が伝わらないから説明にエラク手間取るはずだ。

フジフィルムが世に送り出した「写るんです」のお蔭で、フィルム文化はかなり延命できたはずだ。いくら500万画素級のデジカメが500円で転がっていて、2GBのSDカードが380円で売っていても、今でも「レンズ付きフィルム」で肝心のお孫さんを撮る方は多い。こういう方々には、ロモ系の隣人と共に我々のようなへそ曲がりも敬意を示すべきではないかな。

簡便なボディにフィルムを詰めて、ボディを回収してネガとプリントを返して別料金を徴収する。そういうシステムはコダックが始めたとされているが、それって19世紀の話だしなあ。「レンズ付きフィルム」のアイデアをコンシューマに実現したのはフジフィルムの功績と言っていいのではないだろうか。勿論、既にフィルムのラチュードや広角レンズの被写界深度を利用した「使い捨てカメラ」寸前の代物は存在したのだが、それにフィルムをオフセットしてサイクリックなビジネスモデルとして踏み切ったのは、やはり大メーカーとしての度量が大きかったのだろうな。光学機器メーカーなら二の足を踏むところだ。そういう意味ではデジカメの黎明期に、画質は兎も角として100枚近い画像を撮影出来て、その場で再生できるQV-10を送り出したカシオの成功と重なる。あの画像じゃ伝統的な光学機器メーカーなら、恥ずかしくて「カメラ」として売れないよなあ。

そういうわけで、コダックが作った「写るんです」のコンテンツもご覧いただきたい。

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2012年3月15日 (木)

epok?

Dscn6456  本カメラの素性は全くわからない。フロントパネルのステッカーから「epok」というモデル名なのかブランド名なのかと推測するのだが。インターネットでもハウジングのメーカー(ブランド?)くらいしかヒットしなかった。

 どう見てもおもちゃデジカメだが、しかし、意外とちゃんと写る。

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2011年11月21日 (月)

千代田光学 ミノルタ16P

Dscn5281  ボルタ判カメラを使うようになってから、どうも脳のどこかのブレーキが利かなくなってしまったらしくて、消滅したフィルムフォーマットに関心を持ってしまった。そんな訳で最近は16mmカメラを使って遊んでいる。

Image4  詳しくはコンテンツをご覧いただきたい。

 このままバンタム判方面に走ってしまうのではと怖くもあるなあ。

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2011年10月31日 (月)

豊栄産業 アニー10

Dscn4680  妻との旅行でシングル8を回したり、北京の航空航天大学航空館でしげしげMig-19を触ったりしている拙僧なのだが、実際はそんな歳でもないのだ。勿論、拙僧の生い立ちが残念なのも理由の一つだが、それなりに分別の分かる歳には80年代を迎えており、比較的裕福な家庭の級友宅でも8mmシネを鑑賞した記憶はない。そんな本来は無い記憶を辿る精神回路はどのようなメカニズムになっているのか不思議だったのだが、どうも幼少期にぽっかりと空いた充実の満たされない穴を埋めるうちに加速がついてしまって生誕前に至ったのではないかと考えるようになった。一種の病気だが、まあ、カメラ・レンズが3グロスも集まるのだから、間違いなく病気であろう。

Image75  ボルタ判カメラで熱い少年期を過ごした方は、拙僧より1回り年配の方々だろう。ボルタ判フィルムは裏紙付きだがフィルムのサイズがライカ判フィルムと同じなので、裏紙に巻きなおせば使えないことは無い。

 こういうカメラに魅かれるのは拙僧も40歳を迎えるのにたいして戸惑っているのかもしれないな。Letsgo殿が110判の小型の簡素なカメラを「ろりかめ」と称して展開なさっているが、拙僧の場合は少年趣味といえるのだか。まあ、褒められた趣味ではない。

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2011年9月25日 (日)

第一次名古屋中古カメラ大バーゲン作戦

1181839_img 2011年7月21日をもって、大塚商会帝国や松屋カメラ教皇国や因縁深い日東商事大公国からなる諸国同盟軍が名古屋栄に集結し、大規模な軍事示威行動を開始した。今回は西方の神聖鈴木特殊カメラ帝国や更に海峡を渡って九州大陸からカメラのゴコー諸国連合も参戦し、牧歌的な東海三県のカメラ民族の財布に甚大な損害を与えている。

しかし、我軍は先の新宿中野戦役で疲労しており、当初は不参戦の意向を公式に表明していた。主力の第3親衛ЮФЖ戦車軍は損害著しく、戦闘力の回復には当面の時間が必要な状態である。虎の子の第8親衛МЙЗФО空挺師団も定員を大きく割り込んでおり、組織的な運用は不可能な状態である。唯一、稼働しているのは第866パルル諸兵科連合軍だったが、これすら定員を持たしておらず、本来は家庭内政治局のNKDVの予算から兵力を抽出していた。新宿中野戦線以降もゲリラ作戦でキエフ4やパナのSDムービーなどと交戦しており、損害は増える一方なのである。持続力のある戦線を維持する困難な状況になり、破たんが予想されはじめた。このような状況の為、摩下の将兵の士気の低下が深刻化し始めているのだ。

Dscn4199 ところが政治保衛局から名古屋方面への進軍を提案してきたのだ。どうもチェーカーの情報で天主教徒による大規模な夏物バーゲンセール集会を察知しており、これを監視・撃破する作戦が水面下で進んでいたようだ。

 かつて我軍は政治局から資金を得て名古屋栄に進軍を行った。2時間という短い戦闘ながら、諸国連合軍の展開する先方隊の第1ジャンクカメラ・レンズ梯団を確保撃破した。無論、本軍の損害も激しく、政治局には偽りの損害を報告してあり、内政的にも大きい問題をかかえることになる。

 

無論、敵主力の第2ショウケース保証付き梯団には手が出ない。戦闘は7月27日まで続けられるが、我軍の事の成り行きがこれで終わるかは不安定である。

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2011年6月 2日 (木)

NHJ Che-ez! moni-me

Img_2774  トイデジカメ(おもちゃデジカメ)というジャンルは、そもそもちゃんとしたデジカメが高額で大柄だった頃の代用品として出発した。ところが、ちゃんとしたデジカメが安くなってコンパクトなモデルが登場した現在でもトイデジカメは盛んであるらしい。バラエティーは豊富で1200万画素級のちゃんとしたカメラの顔をしたものから、ルックスがかわいいだけで黎明期のトイデジカメと使用の変わらないものもある。拙僧もライズの出来るビビターの安カメラを使うカメラ女子を見たことがある。

Img_0022  本カメラは液晶ビュワーを搭載した初めてのトイデジカメである。それだけが画期的だったのではなく、ストレージクラスに対応し、4MBのフラッシュメモリを搭載している。それまでのトイデジカメは内蔵メモリの画像は専用ソフトで行い、ファイルフォーマットも独自であった。また、電池が無くなったら撮影画像が消えてしまうものも少なくはなかったのである。そういう意味でトイデジカメが普通に使えるようになったマイルストーンである。

 撮像画素は33万画素級でそれなりだが、4枚のガラスレンズがそれなりに効いているのか、この種のカメラとしては中々の写り具合である。

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2011年4月18日 (月)

ロモフィッシュアイ

Img_0002  最近のネットオークションではヤシカやオリンパスのコンパクトカメラに「ロモ風オモカメ」などとタイトルを付けて出品する輩は少なくなった。それでも、今や本流から外れたフィルムやフィルムカメラを一定以上のパーセンテージでロモグラフィな方々が支えているようだ。実際、デジカメ世代のカメラ女子がロモやホルガでフィルム写真に興味を持ち、オリンパスやニコンのフィルム一眼レフにたどり着くケースは少なくない。近所のキタムラに置いてある唯一の中判フィルムがコダックポートラなのだが、ホルガな方々向けに用意されているのかとも思う。

Dscn9444  ロモと言っても既に本家のレニングラード光学器械連合(LOMO)はコンシューマ向けカメラの製造は行っていないようだ。ロモファミリーの一部のカメラは中国の鳳凰光学集団有限公社で行っているとされている。鳳凰もカメラの生産を継続している形跡はあるのだが、主軸は実験計測機器や光学研磨機のような小ロットで高額な研究機関や産業ユースに向いているようだ。ちなみにオモカメの一方の雄であるホルガは広州市宇宙光電器材中心という立派な名前の企業体が生産している。一般的にホルガは1980年代に香港で生産がはじめられたとされるが、広州市宇宙光電器材中心は香港宇宙電子廠有限公社の出資によって1995年に設立されたとあるので定説に合う。鳳凰は安普請なカメラも生産しているが、ヤシコンやKマウントのそれなりの出来の一眼レフを生産できるメーカーであり、本カメラのチープさ加減からするとホルガの隣で組み立てられているのが相応しい気がする。

Img_0003  ロモフィッシュアイは特異な魚眼レンズを最低限の機能とクオリティで構成したボディに搭載したものである。厳密には魚眼レンズの定義から外れるらしいのだが、我々は雲量を測定する訳ではないので問題にはならないだろう。レンズの開放値はF8でシャッター速度は1/100の単速だとされるが、晴天下でもISO400のネガを使用した方がいいと思う。これで「あなただけの不思議な視点」が撮れる。そういった本カメラで撮影したロモグラフィーの小冊子が付属するが、これこそロモグラフィーへのパスポートなのだ。

 10年近く前にカナダに移住していた時にも4色のカラーフィルターに切り替わるフラッシュ付きの安カメラやレンズが4つついた安カメラを常時携帯するデザイナー志望の台湾女子というのはいた。大陸のネットショップを眺めてもロモ&ホルガやロモブランドのフィルムは花咲いている。無論、価格帯は日本と変わらないか高いくらいだ。こういうガーリーフォトやフォトポエム志向は東アジアに顕著な気がする。それは今どき家族が写っているわけでもないフィルム写真のDPEに30ドル出せる方は多くないだろうという意味を含めてである。

 我々はついロモグラフィーな方々を軽く見てしまうのだが、フィルムを支える良き隣人として共存していきたいものである。無論、拙僧だってスーパーのフリーマーケットで200円で転がっていなければ拾わないが。

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2011年2月28日 (月)

常州相照机総廠 紅梅 HM-1

Dscn6736  紅梅については随分前に一度報告させていただいた。詳細を報告させていただくには何本かフィルムを通してからと思いつつも半年も過ぎてしまったのが恥ずかしい。ネタも尽きてきたので写真は少ないがコンテンツを作らせていただいたのでご覧いただきたい。

Dscn6741  拙僧がカメラ人生にデビューした頃にはペンタックスやマミヤの645判一眼レフが既にAFになっていた。カメラ雑誌によれば中判はライカ判に比べて大きなフォーマットを持ち、情報量の多い精密な写真を得る、上級者のカメラとされていた。しかし、そもそも中判カメラは裏紙で巻いただけのフィルムにオートマットも未搭載のシンプルな構造を可能としており、貧者の味方という一面も持っていたのだ。高度成長期の初期に日本で流行ったように、文革時代の疲弊した中国人民(老百姓)にとって心の拠り所となるプリミティブなカメラが本カメラであっただろう。何も高品質・高性能ばかりが心を癒すものではない。
H1  それにしても時代は一巡も二巡もしたのだろうか、今では中判フィルムを装填していると名古屋の若い連中に「ホルガのフィルム」と指を指される始末である。拙僧にとっては中判カメラが写しだす空気感は、結局のところ不安定なフィルムの平面性や解像度の低いレンズによって偶発的に得られるものだと思っているので、それほどネガティブな評価ではない。漢字で刻印された「紅梅」の文字や赤く刻まれた花のアイコンがキュートであるというのが、本カメラを手に取る積極的な理由であるのも良いことだと思う。
 最近では中国もレトロブームなのか初期の海鴎4Aもいい値段で売られているから、そのうち本カメラも値が上がるかもしれないな。

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