ホンダ ビート
カメラには広い心を持つ妻だが、未だに受け入れられないのがオートバイである。今でもオートバイを止めるのならオープンカーを買ってやると言っている。じゃあ、ヤナセの認定中古のアウディTTロードスターでも良いのかよと言うと、構わないと言う。うっそお、マジイ?!と一瞬思うが所詮は2stオフロードフルサイズのCRM250Rのサウンドとビートには敵わないのだ。仮にオールペン・フルレストアのカルマンギアのカブリオレが手に入ったとしても、それが幸せなのは秋から春までの間だけである。夏になったら眺めているだけだ。そうなったら、ただでさえ管理の厳しい空冷フラット4のオイルが落ち切る夢を見てうなされるのである。前期のアウディだって車検が来る度に胃がきりきりするだろう。ガススタンドの安車検だって輸入車はお断りである。
っと、思って欲しい四輪が思いついた。ホンダビートである。これは拙僧が4厘デビューを果たし、そういえば親から借りた金もまだ返していないことに気づいた。 妻とのデートのきっかけにもなった本格ミッドシップスポーツオープンカーだ。勿論、軽自動車だがスポーツする感覚は260馬力のオートマのレガシイなど比べ物にならない程の快感であった。あれならクーラーだって効く。勿論、ソフトトップだからそれなりに暑いが、クーラーユニットを付けたカルマンよりマシだろう(多分)。
ただ、拙僧が手に入れたときだって6年落ち。今なら18年落ちになるのでタマを探すのは一しきり楽しめそうだ。アウディに比べたら維持費も比べ物にならない(と思う)。
しかし、そんな夢を打ち砕くような妻の選択肢がやってくる。以下次号。
かつての愛車のキャリアに車高より高いキャンプ道具を積んでいるのに注意。
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