太陽堂光機 ビューティーフレックス
ビューティーフレックスである。「ビューティー」などと口走ると「ルッキズム!!」と弾劾されそうな世の中だ。キューティーハニーさんも令和の世の中では活動しづらいだろうな。そのコスチュームも含めて。
そもそもメーカーや発信者(最近はxxチューバ―とかいう)というのは自信が無いと綺麗だったり立派だったりする単語をつけたがる。ファーストとかゼニットとかだな。もっとも、そういうのはそれなりに自立性があって権威に寄せるネーミングに比べたら清々しい。つまりイコンとかコンタックスとかライカとかを髣髴するブランドは多かったし、今でも生き残ったり全く予想もしなかったベクトルで苦しんでいたりする。市場というのは冷酷だなあ。
それで本カメラのメーカーである太陽堂光機だが、拙僧が人生を始める前に工場を閉じてしまったようだ。もっとも、太陽堂というカメラ店は、拙僧が上京して青春を謳歌するころにも存在した。なかなかフェアな商売だと聞いているが、やはりフィルムカメラを主軸とした中古カメラ店というのは難しく、令和を迎えることはできなかったようだ。
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