2012年10月 5日 (金)

コムラー 24mmF3.5(MCマウント)

Dscn2229  最近ではライカ判換算で24mmから始まる光学12倍ズームレンズを搭載したデジカメ等と言っても驚きもしない。しかし、旧世紀においては28mmよりも広角のレンズは超広角レンズとされて値段も跳ね上がった。あっしのような底辺の人間が手が届くレンズと言えばコシナくらいだった。

Image14  拙僧がニコンEMにコシナ20mmF3.8を付けて元気にエンデューロを撮っていた頃には国内のレンズメーカーと言えばトキナー、タムロン、シグマ、コシナくらいだった。コムラーやコミナー、ソリゴール等というレンズは、新宿という好条件下でも頻繁に見かけるものではなかった。こういうマイナーブランドのレンズが日の目を見るようになったのはネットオークションが活発化してからだろう。お蔭で、拙僧のような可処分所得が底辺の者でも超広角レンズである24mmが楽しめる。

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2009年3月 3日 (火)

大陸談義:かえるさん

P1020861   北京最終日の夕食は旅行会社を経営する義理兄の接待にお付き合いをすることになった。やぶさかではないのだが何故という気はする。どうも、大陸ではパーティの時に縁戚の者を招待する習慣があるようなのだ。相手は同じく旅行会社を経営する韓国人。勿論、拙僧は韓国語もさっぱり分からないのだがこの御仁、カルフォルニア在住というのだが一体どうやって商売をしているのだろうと思わせるほど英語が怪しい。まあ、加州にも韓国人街があって取り立てて不便は無いのだろう。
 勿論、拙僧はニコニコしながら酒を飲む以上の行為には至らない。御仁は敬虔な儒教徒ながら御離婚なさっていて、拙僧の妻にいかに女性は男性を立てるべきかと雄弁を奮っていらっしゃったようだ。その勢いは文化の壁の向こう側に座っている拙僧にも届く勢いであった。勿論、革命有理な妻だから旧封建主義的思想は打倒すべしと立ち上がる勢いだったのだけれども、そこは接待の場なので義理兄の手前、ぎりぎり闘争は抑えられたのである。南は苦手でしょ?と聞くと「そうだよ!!」と怒りのこもった返答が帰って来る。ああ、矛先が拙僧に向かわなくて良かった。
 そんな激しい攻防戦の中、義理兄が「蛙を食べるか?」と聞くのである。拙僧は食用蛙の足をフライにしたようなものを想像した。正直、この接待の場となっている朝鮮料理屋は拙僧の口には合わず、まあ、その様なものなら食べられるかなと思ってお願いしたのである。それから論戦が終わるまでしばらく待ったのだけれどもその様な物は現れなかった。まあ、オーダーミスだろうと思い、目の前の唐辛子の煮詰まった鍋から何か食べられるものが無いかと摘んでみると、それは蛙さんだった。なんと出てきたのは蛙の姿煮だったのである。大きさは大柄なアマガエルくらい。
 これには拙僧も凍りついた。しかし、拙僧も大和民族の端くれである。一度箸で掴んだ物は食せねばならない。妻に記念写真を撮ってもらい頭から齧る。っと、一瞬どよめく客席。ええっ、こういう食べ方をするんじゃないの?と、びびりが入るとそうではなく、やはりこういうものは普通食べないので周囲もびっくりしていると言うことのようだった。味などは唐辛子臭がするばかりで分からない。気持ちが悪いので早く飲み込みたいのだが、手足の骨が中々砕けないので飲み込めない。それに不思議と固めのシシャモみたいな食感がする。何とか飲み込んでみるがおいしい物ではない。食べているのも義理兄だけだ。しかし、食うと言った以上一匹だけとは行かず次へ。兎に角、骨が無ければなんと言うことは無いので手足を?いで再び食す。先ほどの食感に疑問を持ったので一齧りして確認してみると、腹の中にははちきれんばかりの卵が詰まっていた。何でも冬眠している物を掘り出して食すと言うのだがワイルド(野生)でないことを祈る。
 5匹ほどで止めようと思ったのだが夜に効くと言うので6匹食べた。
P1020863

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