2018年6月16日 (土)

さらばカシオ その2

Cimg4180QV-3000EXでコンシューマー向け300万画素級デジカメとして先陣を切ったものの「やっぱりカシオだから」という理由であまり打撃力にはならなかった。確かにQV-3000EXに問題がないわけではなかった。ボディはペラペラの樹脂で樹脂が悪いわけではないのだが全体的に建付けが悪く、電池蓋やメディアの蓋などは力を入れたら外れそうだった。しかし、冷静なガジェット好きは画質の良さを指摘し、カシオに好意的なフォロワーそうも確かにいた。しかし、そういう方は箱のデザインがカメラというよりはポケコンのそれに似ていることに寛容だったのだろう。

Dscn3192樹脂製で高級感の無さを指摘されたカシオは頭に来たのかQV-3000EXの発売から4か月後、XV-3という金属製ボディの単焦点レンズの300万画素級デジカメを投入している。描画も良好で、恐らくニコンやキヤノンが出したら称賛されたのだろうが市場からは大した評価を受けていない。意外とジャンク市場に出てくるので感度の高い方は少なくなかったのだが、レンズがニッコールだったら10倍は売れたんじゃないだろうか。

Dscn5945一方でQV-10の回転レンズ、つまりスイバルレンズスタイルは継承しており光学3倍ズームレンズのQV-2300UXもそれなりに売れたのだが、ガジェット好きの興味の対象は当時は珍しい光学8倍ズームレンズを搭載したQV-2800UXだった。当然手ぶれ補正機構は無いし、液晶ビュワーだった晴天下では見えづらいから、これでパフォーマンスよく運動会のお子さんを撮るのはスキルが必要なのだが「可能なのではないか」というのは限りなく財布を開く理由になるのだ。

このように、ちょっとトリッキーなカメラ好きやガジェット好きを中心にカシオフォロワーは形成していた。ただ、このQV-2300UXにしろQV-2800UXにしろ単三電池4本を支える底部の電池蓋が容易に破損するとか、カシオの詰めの甘さが見れる。

Dscn2332実際、カシオの詰めは甘かった。目眩を起こしそうな速さで進化するデジカメ戦争の中、新世紀になってQV-3500EX、QV-2400UXQV-2900UXを登場させている。しかし、これらは前年登場したQV-3000EX、QV-2300UX、QV-2800UXにベストショット機能をつけただけものである。確かベストショット機能はその後のカシオのデジカメで錦の旗になるのだが、凄惨なデジカメ戦争の真っただ中では呑気と言わざるを得ない。ちなみにベストショット機能というのは「かなり凝ったシーンモード」だと思っていただきたい。

そんな中、カシオはQV-4000EXを出す。これはオリンパスのキャメディアC-4040ズームなどと同様、早い段階での400万画素級コンシューマー向けデジカメだったが、あまり話題にならなかったようだ。もっとも、85万画素級デジカメあたりから黄金時代を横臥していたオリンパスが怪しくなり始めたのも、この頃である。

Dscn1875もはや普通の路線では市場に響かない。そうカシオも決心したのか2002年の6月に出したのがエクシリムEX-S1とEX-M1である。これは「着るカメラ」というコンセプトで開発した軽量ながら金属製ボディとスリムなスタイリング、高レスポンスを兼ね備えた斬新なデザインだった。当時のデジカメといえばIXYデジタルとかファインピクスF401とか、それなりにコンパクトなカメラは存在したがレスポンスはもっさりしていた。それなりにフィルムカメラに接近するレスポンスのデジカメは三洋のDSC-MZ1やDSC-MZ2くらいであった。

Cimg0122もっとも、勿論、カシオが夢のようなマジックを持っているわけではなかった。2002年のデジカメとしてはかなり足りない130万画素級撮像素子はダイナミクスレンジも褒めたものではなかったし、レンズはAFユニットを廃した固定焦点(パンフォーカス)でマクロモードも無し。かなり思い切ったデザインだ。

実はレスポンスだけで言えば同じ固定焦点(パンフォーカス)で、こちらはマクロモードも搭載した200万画素級のファインピクスA201や130万画素級のファインピクスA101も存在した。ただ、これらは単三型電池2本使用でコロッとして可愛らしいカメラではあるものの、どちらかといえば当時流行っていたトイデジカメを巨人のフジフィルムが真面目に作ったもので斬新さという点では目立たなかった。カシオもQV-2100を出しているが、同じポジショニングだろう。実際、これらの方が同じ条件下なら画質は良い。

しかし、新しいエクシリムというコンセプトは画質の不足など吹き飛ばすほどの魅力にあふれていた。恐らく不格好でもっさりしたデジカメに飽き飽きしていたガジェット好きやスナップシューターが多かったのだろう。EX-M1は音楽再生機能もついている。まだスマートフォンなどは存在せず、携帯電話での音楽再生も一般でなかった頃だ。拙僧は200万画素級デジカメとなったEX-M2なら既にコンテンツを作った。

Dscn9323エクシリムEX-S1は200万画素級のEX-S2に発展し、300万画素級のEX-S3にまで至った。しかし、固定焦点(パンフォーカス)では300万画素級が精一杯であった。そこでエクシリムはペンタックスと共同開発により、当時世界で最も小型の光学ズームレンズとAFユニットを搭載したコンパクトデジカメであるペンタックスのオプティオSの兄妹機であるエクシリムEX-Z3の登場となる。

Dscn1141それでカシオがEX-Sシリーズという超薄型路線を諦めたかといえばそんなことは無かった。2004年、カシオはエクシリムEX-S100を市場に投入する。これは当時としては物足りない300万画素級撮像素子に光学2.8倍ズームレンズを組み合わせたものが、何しろ薄かった。どうやってレンズを格納するのか不思議だ。カシオのドクトリンは「遊び心」であり言い換えれば「ユニークな一発芸」だ。「ビックリするほどの薄さ」はカシオのようなニッチなニーズを狙うには十分すぎる「一発芸」だったのだ。

Dscn2256カシオの「ユニークな一発芸」が花咲いたのはどちらかといえばエクシリムEX-F1から始まるハイスピードエクシリムと称する高速連射路線だろう。これはガジェット好きにも既存のカメラに満足できないカメラファンにも響いた。しかし、拙僧はあまり高速連射に関心がないので詳しくは述べないことにする。肝心なのはエクシリムブランドの一つの方向性を決定づけるような「一発芸」だった。

Cimg0465このように「遊び心」や「ユニークな一発芸」でニッチな市場を獲得していたカシオだったがコンパクトデジカメが成立し無くなったのと同様に成立し無くなった。言わずもがなスマートフォンの登場である。スマートフォンでできる遊びは「遊び心」などという牧歌的なモノを逸脱していたし「一発芸」どころか「百発芸」を持っていた。ニッチな市場もスマートフォンが吸収してしまったのである。

カシオはコンシューマー向けカメラの生産を狩猟したが、コニカミノルタや京セラがそうであったように工業用・業務用のカメラやレンズの生産を続けているのかはよくわからない。なぜならカシオは光学機器メーカーではなく電子機器メーカーだからだ。

QV-10という偉大な業績を残したカシオだがコニカやミノルタといった我が国の感材やフィルムカメラの黎明期を開拓し支えたメーカーが舞台を降りたのと同様、舞台を降りた。


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2018年6月 9日 (土)

フジフィルム CLIP-IT DS-30

Dscn2604以前、メルカリについて苦言を呈したのだが最近はYhaooオークションも客の質が悪化しているな。特に買い手の質が悪くなっている気がする。

去年まではYahooオークションは入金を確認してから発送だった。ところが今年からメルカリと同じように買い手が商品が届いたことを報告するまで入金が確定しないルールに変更になった。実際の口座への入金は更に遅い。

それでどうなったかというと、買い手が商品が届いたことをYhaooオークションに報告しないケースが少なくない。こういうことはルールが変わる前は殆ど無かった。大抵の場合は催促をすれば手続きをするのだが、泣き寝入りということがぼちぼち起きている。これは拙僧が相手の支払い手続きの確認を忘れて発送したのが悪いのだが、いずれにしても金を払わない客もいるし客層が荒れたな。

Dsc00015それだったらメルカリでというとメルカリは受け取るのはあくまで売上ポイントであり、その時点でピンハネされているのに現金口座に変換するには更に手数料が必要だ。なんだかネットオークションでの売り上げにも消費税をかけようという話も聞くし、やりづらいなあ。

それだけリスクがあって純売上高は数百円だったりするんだから捨てたほうがいいのではと思うのだが、やっぱり「生きている」カメラを捨てるのには抵抗がある。そうは言っても本カメラの引き取り手がいるかどうかは悲観的だが。

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2018年5月26日 (土)

カシオ QV-770

Img_8372前回、デジカメ戦争勃興期のカシオの戦いを報告させて頂いた。折角なのでカシオのデジカメのコンテンツを作ろうと思って我が師団のデーターベースをさらってみたのだが、前回のコンテンツででかでかと登場したQV-770のコンテンツを書いていないことが判明した。

なので早速コンテンツを書いたのである。

Tmp024コンテンツに詳しいのであまり重なることは述べないが、本カメラの登場とまったく同じタイミングでフジフィルムのファインピクス700が登場している。これは単焦点レンズながらAFユニットを組み合わせ、金属製外装のファッショナブルな筐体に150万画素級の撮像素子を搭載し、当然のように記録媒体は交換式だった。対し、本カメラはQV-10とたいして変わらないスタイリングに樹脂製ボディ、35万画素級の撮像素子を搭載した内蔵メモリ機である。現在では内蔵メモリ機という言葉に注釈を入れなければならないだろう。つまり、撮影した画像をSDカードなりコンパクトフラッシュなりに記憶するのではなくカメラボディに内蔵したフラッシュメモリに記録するのだ。PCに画像を転送するためには有線の接続キットが必要となる。

当時、35万画素級のデジカメというのは少なからず存在した。何せファインピクス700は10万円くらいしたからな。とはいえ本カメラだって5万円くらいしたから、あまり妥当な感じはしない。カシオとしてはメモカメラとしては35万画素級で十分という認識があったのだろう。実際、21世紀に至ってもLV-20という液晶ビュワーさえ搭載しない35万画素級デジカメを出している。これは当時の高額で大柄なマジデジカメに対するアンチテーゼとして廉価なトイデジカメというムーブメントがあったのだ。コニカもe-miniシリーズを展開したしな。もっとも、LV-20は明らかに北米ではヴィヴィターブランドで販売していたし、e-miniシリーズもコニカが1から真面目に作ったとは思えない。それはともかく35万画素級デジカメの意義はあった。ただ、5万円は高すぎるが、恐らく実売価格は悲観的なものだっただろう。

思うに本カメラの最も悲劇的なのは内蔵メモリ機だということではないだろうか。それを言うならカシオとしてはTranPという無線データ転送規格の搭載を掲げた。カシオからすれば記録媒体をボディから抜いて別売りのリーダーに刺すよりは簡便だということだろう。しかし、TranPだって対応する機種が必要で実際には決してメジャーではなかった。現在、本カメラをジャンク籠から拾ってもPCに転送する手段がない。もっとも、PC転送キットのQV-LINKはQV-10から脈々と互換性を保っていたから、どこかしらのモデルに付属していたら使うことはできる。

この一件に関してもカシオの思惑とコンシューマーニーズとの乖離を感じざるを得ない。

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つづく

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2018年5月19日 (土)

さらばカシオ その1

Dscn7363とうとう、カシオがデジカメ戦争から脱退した。拙僧の認識する限りカシオはカメラメーカーでもなければ光学機器メーカーでもない電子機器メーカーである。電子スチルカメラで大損したカシオにとって”カメラ”という単語がタブーとなり、携帯TVという名目で開発を進め、最後の最後で液晶デジタルカメラとしてQV-10の発売に至ったのはNHKの「プロジェクトX」でも有名なくだりである。なのでコニカミノルタや京セラが産業用カメラ屋レンズにシフトした様になるのか、それとも再び”カメラ”がタブー視されるのかは不明だ。

Qv10002QV-10は25万画素級のスイバル(回転レンズ)型のデザインだった。QV-10は世界初のデジカメという訳ではなかった。QV-10よりもよっぽど綺麗(当時)に写るデジカメはリコーやコダックにもあった。しかし、それらは液晶ビュワーを持たないか高額なオプションであり、カシオが秀悦だったのは最初から液晶ビュワーを搭載していたことだ。何しろ、そもそもは携帯TVとして予算を獲得したくらいだからな。

また、コダックのDC-20(チノンのES-1000)なんて1回に8枚か16枚しか撮れないのに100枚近い枚数の画像を撮ることができた。また、画像をサムネイル表示出来たり遊び心を感じることができた。伝統的な光学機器メーカーは真面目に綺麗な画像を写すことに心血を注いでいたのだが、カシオが拘ったのがユーザーインターフェイスだったのだ。この点がデジカメとカメラの違いに気付かなかった伝統的光学機器メーカーに対して、カシオがアドバンテージを得ることになる。

Img_8372しかし、そのアドバンテージは長くは続かなかった。QV-10のデザインはスチルカメラというよりもムービーカメラに近いものだった。露骨に言えばシャープの液晶ビューカムだ。これはデジカメの起源がムービーカメラや監視カメラから派生したものだということを物語っている。カシオは画像を無線転送できたり「面白いこと」に重きを置いていたのだが、その間に伝統的な光学機器メーカーはせっせと高画素化に成功してしまった。デジカメのアーリーニーズがメガピクセルの時代に35万画素級のQV-770を出していたのは、いくら何でも呑気だったとしか言えない。この辺はデジカメ戦争の潮目を電子機器メーカーのカシオが見誤ったのかもしれないな。

Qv770044ちなみに、この画像はQV-770の前オーナーが残した内蔵メモリに入っていたもので、ファインピクス700パワーショットA10の時代に至っても35万画素級の内蔵メモリ機というのは呑気が過ぎる。無論、旧式のXLR250バハに乗り続けるのは意義がある。

Dscn1108
カシオとしても、ただ呑気だったわけではない。カシオのポリシー、ドクトリンは「遊び心」である。これは「飛び道具」と拙僧は理解している。初めてフィルムカメラの代用品として認知されてのが恐らく1998年に登場したファインピクス700であろう。紀香さんの起用も既に忘れられてしまっただろうが。

カシオも1998年に130万画素級のQV-7000SXを登場させているのだが、あまりヒットしたとは言えなかった。既にカシオ式スイバルスタイルが古臭かったのだろう。そこで1999年に登場したのが光学8倍ズームレンズを搭載したQV-8000SXである。これは当時としては画期的だった。

そもそもデジカメはムービーデジカメから派生したものだし、ムービーデジカメからすれば10倍ズームレンズ程度は当たり前だった。何せ撮像素子が小さいからな。レンズのイメージサークルを小さくできる。これは8mmシネカメラと理屈は同様だ。絵作りもなかなかのものだったが、QV-10譲りの見飽きた操作系と質感、それに「カシオのカメラだから画質は悪いだろう」という先入観からヒットとはならなかった。しかし、後のQV-2800UX2900UX辺りではカシオのファン層というのは形成されている。

Img_8101しかし、「変で面白そうだけど画質が悪いとね」という先入観はカシオとしても甘んじることはできなかった。そこで登場するのがQV-2000UXである。これはスイバルレンズのQV-2800UX/QV-2900UXや、そのベースモデルのQV-2300UX2400UXの母体となるカメラなのだが、画質は中々よかった。しかし、そのデザインはオリンパスμばりのカプセル型ボディになっているのだが、美しさとはとてもかけ離れた。そのせいもあって、やっぱりカシオのデジカメはイモっぽいという評価は変わらなかったようである。

Dscn3351画質の低い評価はカシオにとって不名誉で世界初のコンシューマー向け300万画素級カメラはカシオのQV-3000EXから始まった。これは同時期にキヤノンからパワーショットS20が登場しており、世界初の照合の決着はグレーである。ともかく、世界に先駆けていたのには変わりない。

それでカシオのデジカメの画質の評価は一定に達するのだが、結局、キヤノンのマッスルモデルであるパワーショットG1に対する「プアマンズG1」などと呼ばれてカシオの名誉とはならなかった。

続く

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2018年4月28日 (土)

フジフィルム ファインピクスJ150w

Dscn1474まったく今更なのだがAMラジオ界の春の改変時に激震が起こった。なんと日本で最も視聴人口の多いTBSラジオが野球中継を放棄したのだ。ラジオ人間の拙僧は野球が始まると夕方以降のAMラジオがつまらなくなるので暗い気分になったのだが、これは福音である。しかも、始まった「アフター6ジャンクション」のパーソナリティは「ライムスターの宇多丸さん」である。深夜の「ウィークエンドシャッフル」が終了し「宇多丸さん」の深夜ならではのキックの入ったトークが弱まるのは寂しいが、例の素性のよく分からないゲストさん達は健在なので楽しみだ。しかし、TBSラジオは「ジェーン・スーさん」に昼の帯を任せたり、攻めているなあ。

Dscf2011そんな攻めているTBSラジオに比べて全く牙を排除したのが本カメラである。本カメラの登場時には、まだポジションを維持する余地があったが、今やこのポジションは完全にスマートフォンにとってかわっただろうな。

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2018年3月24日 (土)

ファインピクスF550EXRその2(上野散歩編)

Dscf1062大抵の場合、週に1回土曜日に更新している拙僧の稚ブログだが、先週は飛ばしてしまった。よく見たら「M36チーフスペシャル」の前の週も飛ばしていたのだが、これは気づきもしなかった。ぼけているなあ気をつけないと。

今回、飛ばしてしまったのは理由があって割と近い筋に凶報があって帰郷したのだ。そういう機会の帰京だから「新宿・中野中古カメラ打通作戦」というわけにはいかず、上野の美術館をはしごしたくらいで帰郷したのだ。

無論、スナップ撮影もして上野ではフジペットとアーガスC22、本カメラを動員している。ちなみに、セレモニーが終わったら自由なので後日は秋葉原でガンショップ巡りとスナップ撮影をして、国立新美術館を見てから相変わらず新宿へ向かったのだが、この話は別にしたい。

Dscf1003今回は中古カメラ屋巡りというかサイバイバルゲーム用ガンショップ巡りをした。拙僧が、かなりサバイバルゲームに傾倒しているからな。

ところで中古カメラやジャンクカメラ趣味の中でジャンクカメラを分解し、直したり壊したりする趣味がある。そういう方の為に破損したカメラや全損したカメラを転がしたジャンク籠というのが中古カメラ屋や中古カメラ市に設置しているのはご存知の通りだ。

Dscn1685ガン関係もクラフトワーク系なか方々がいらっしゃって、もっぱら愛銃のブロウップに熱心だ。なので、東京の大型ショップならジャンク籠があって捨て値で様々部品が転がっていると思っていた。ところが、殆ど無いのである。全くないわけではないのだが、本当にツマラナイ部品や外装部品、古くてゲームに使えないようなブツや完全ジャンクのブツしかなかった。

Dscn1688それはそれで「撮影小物」として購入する拙僧は大いに結構だが、肩透かしを食らった感じだ。その時には「なーんだガッカリ」と思ったのだが、サバイバルゲームで使うようなガンというのは、ちょっと理性を失ったりいい気になったりすると規制値を超えた物になってしまうリスクがある。そうなったら立派な銃刀法違反ということになるな。ショップには新品なら改造部品がいくらでも転がっているが「この店のジャンク籠で注釈なしで売っていたパーツを使った違法銃」ということになるなると厄介なのだろう。

Dscf1004その点、カメラは楽で下手に組んでも写真が撮れていないくてフィルムがパーになるとか感電するくらいだ。無論、違法なカメラというのはあるが、ああいうのはフィルムカメラの世界ではなくて電子部品の世界だろう。

ところで、数多のガンショップでそれほど燃え上がらなかった拙僧だが、中田商店の健在は我々オールドタイマーには嬉しいものである。

特に「裏店」ではクタビレタ中古放出品が売っていてうれしい。こういうのはネットショップにも乗りづらいからな。

拙僧もドイツ連邦軍デザートカモフラージュジャケットとパンツ買って喜んでいます。

重要!!

そんな事情で急遽帰郷してしまったので資金難に陥ってしまいました。4/14の中古カメラ屋巡りはキャンセル(順延)でお願いします。スミマセン(mm。

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2018年2月10日 (土)

オリンパス スタイルス VH-410

Dscn4442現在、かつてないペースで大粛清が行われており、ジャンクコーナー偵察もままならない状況だ。しかし、タマに行ってもロクなものが無いな。拙僧が定期偵察していたキタムラの1店はジャンクコーナーどころか新品のカメラの販売もやめてしまった。

ブツが無いのはフィルムカメラなら収まるところに収まったということなのだろうが、デジカメも出物が少ない。800万画素級あたりの物件は転がっているのだが、そういうのは既に拾ってコンテンツも書いているしな。もはやコンパクトデジカメというポジションのカメラはスマートフォンに立ち位置を奪われて殆どが消滅し、ジャンクとして現れることもないのだろう。

P5270044そういった事情だから今時転がっているコンパクトデジカメというのは非常に安く作ってある。今更、スマートフォンではなくカメラで撮影するのなら画像のクオリティを期待すると思うのだが、本カメラは相応のモノなのだろうか。

もっとも、メーカーもミラーレス一眼はドル箱の様だし、一時期は存在感が怪しくなったデジ一眼レフも「やっぱりミラーレス一眼じゃ駄目ですわ」と回帰傾向があるので頑張っているようである。

今後、コンパクトデジカメが完全に終焉するのかは分からないのだが、本カメラが写真用フィルムよりレイトマジョリティの片隅に位置しているのは間違いないだろう。

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2018年1月 6日 (土)

キヤノン パワーショットA50

Dscn8139拙僧は割と構図とかフレーミングというのはどうでもいいと思っている。ポートレイト写真だとそれなりに気にするが伝統的なルールには無関心だ。ただ、ピンボケと手ぶれは好まない。手ぶれは相当気を付けるが、それでも絞り優先AEで絞りがF22になっているのに気づかずフィルムを半分ほど消費したことに気付くと気が遠くなるな。ピンボケの方は絞ることで概ね解決している。望遠でも基本的にはF8かF11だ。大抵のレンズがF8かF11あたりで最もパフォーマンスを発揮するように設計してあるというのもあるが、要するに目が信用できないので被写界深度を稼ぐのである。

Aut_9204そうするとスナップ撮影なら広角レンズをF8かF11で絞って目測で大してファインダーも見ない。いい加減なフレーミングとキリリと立ったモノクロネガのアウトラインを眺めるのは美しいものだ。そうは言っても、モデルさんとしては背景の美しいボケが好ましかったりして、今年は望遠レンズで開放に近い撮影も積極的になろうと思っている。

1995年に登場したデジカメの元祖であるQV-10から4年も経つとデジカメもフィルムカメラの代用品として使い物になるようになってきた。代表的なのは懐かしの藤原のりかさんのファインピクス700だろう。

デジカメ戦争の参戦に煮え切らないながらもキヤノンらしく高性能のデジカメの開発を続けていたキヤノンが本格的に参戦に踏み切ったのがIXYデジタル(初代)の投入じゃないかと思う。パワーショットAシリーズの単三電池型の普及機という位置づけもパワーショットA10からである。本カメラもパワーショットAシリーズの名を冠しているがキヤノンとしては旧態依然としたものだ。

しかし、そこはキヤノンで本カメラには圧倒的な特徴がある。当時としては超広角だったライカ判換算で28mmを実現したズームレンズを搭載しているのだ。これは画期的なことで、コンパクトデジカメが普通にライカ判28mmを実現するにはDC280Jのような例外はあるものの「アユは広がる」のルミックルDMC-FX01を待たなければならなかった。

本カメラには絞り優先AEモードなんて無いけど、28mmなら相当ラフに扱っても絵になるものだ。そういう意味でも貴重なカメラである。

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2017年12月 2日 (土)

ニコン クールピクスS3300

Dscn0208拙僧がカラーフィルムを真面目に使うのは桜と紅葉のシーズンくらいだ。なので、ちょっと遅めだったのだが11月上旬にキタムラに120判のフジフィルムのプロ160NSを注文したのである。ところが現在(11/22)になっても届かないのだ。これじゃ紅葉が終わっちゃうよ。店頭にはベルビア50とベルビア100が置いてあったのでポジにすれば良かったと後悔するが、後の祭りだ。

それにしても単車が無いというのは不便なもので、いつもの裏道の山間部の広域農道ではなく普通に国道を使ったのだが、平日にもかかわらず素晴らしい渋滞。それに駐車場探しが大変。去年は単車で3回くらい三河近郊では紅葉で有名な香嵐渓に行ったのだが、今年は後1回行く気分になるかなあ。

Dscn0009実は本カメラは既に2014年に紹介している。その個体もとっくに処分したのだが、最近、めっきりツマラナクなった行きつけキタムラのジャンクコーナーで200円にて再確保したのだ。紅葉を撮ったデジカメは本カメラくらいなので撮影結果のページを追加して、例によって雑なコンテンツを見直している。

今年は既に風化している大判フィルムを使いたかったのだが、ちょっと有名観光地では軽機関銃が使えそうなジッツオを展開するのは無理だなあ。時間ができたら市内の公園でも行きたいと思っているのだが、大判フィルムの現像代を考えると躊躇する。

まずはアクロスでレンズとカメラが健全なのを確認してからプロビアを使いたいところだが、そんなことをしているうちに紅葉は終わってしまうな。

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2017年10月 7日 (土)

オリンパス M.ズイコー14~42mmF3.5~5.6

Dscn0979最近、ポートレイト撮影会でもデジカメで割と真面目に撮影している。原因は感材代が負担だというのもあるのだが、夏場に液温が高くて現像できなかったフィルムがかなり溜まっているのだ。肝心のモデルポートレイト撮影くらいはフジフィルムに出してもいいのだが、最近、ちょっとフジフィルムの純正現像に以前ではあり得ない不備があったりして気が載らないのだ。モノクロの純正現像もニーズが減ってクオリティが低くなったのだろうか。

P1140955_2それでデジカメもデジ一眼レフとミラーレス一眼の2編成にしている。他にフィルムカメラも動員するから1システムはミラーレス一眼に頼るしかないな。しかし、ミラーレス一眼はどうも嘘っぽいところがある。拙僧は5台(のちに1台は処分)のミラーレス一眼を使っているから断言してもいいだろう。例えばほぼ同じ条件下でもモデルさんの立ち位置が変わると発色がまるで違う場合がある。これは少なくない。また、一見高解像感のある画像だが、高解像・メリハリのある発色をどうも弄って作っているのではと思うようになった。あまり根拠はないのだが、小さなレンズは携帯には便利なものの、やっぱりパワー不足でボディ側で弄っているのではないだろうか。同じフォーサーズでもマイクロではないE-520で撮影した画像では発色の偏向はあるが解像感は不自然さを感じない。なので動員するのだが、これはこれでバッテリーがプアで問題がある。

本レンズは以前にも紹介させていただいたのだが、掲載画像が増えたのでコンテンツを再報告させていただきたい。

それでミラーレス一眼を使わないかというと、嘘っぽい絵作りというのはデジの魅力でもあるので、それはそれで構わない。

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