2018年6月 2日 (土)

フジカ GER

Dscn9103三河に身をやつしてから15年くらいたつのだが、それなりに住めば都になっている。東京に比べると渋滞は少ないし、いい感じの単車屋やロードスター屋、魚屋などが見つかってインフラも充実してきた。しかし、無いモノは無いのである。例えは「てん屋」が無い。お蔭で天丼の食事率は壊滅的である。スーパーの天丼弁当ではだめなのだ。かといって帰郷してまで食べるものではないのだが、次回に中古カメラ市場にでも行ったときにてん屋で食べようかなあ。

Fujicager514本カメラは実質的にコニカC35のムーブメントにぶつけたキラーサテライトである。なかなか重厚なスタイリングだが、本来はカジュアルなプログラムAE専用コンパクトカメラだ。その辺のスタイリングのちぐはぐ感がフジカらしくて好ましい。

ジャンク籠でも珍しい存在ではないので、それなりに売れたのだろうが、本カメラの登場の2年後。世界初の実用フラッシュ内蔵コンパクトカメラのコニカC35EFが登場し、市場を席捲する。

本カメラもフラッシュマチックになっているが外付けと内蔵では大違いだ。無いモノは無いのである。

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2018年5月12日 (土)

BeLOMO チャイカ2M

Dscn4087先日、珍しく最近の日本カメラを中古で買ったのだ。教えてもらうような写真を撮っていないし、デジカメのニューフェイスなんて興味が無いからな。それで驚いたのが薄くなっている。確かにミノルタやコンタックスなどカメラ供給メーカーが減っているので記事や広告が少なくなっているのだろう。

しかし、顕著に少なくなっているのはショップ系の広告だ。要するに中古カメラ屋が激減しているのだろう。1ページ全面を使った中古カメラ・レンズ相場表なんて無かったんじゃないかなあ。実際、興味のある記事は殆ど無くて捨てちゃったんだけど。

Chaika2m782何かにつけて西側のコピーだったりするソビエト製カメラや工業品だが、本カメラはオリジナルなんじゃないかな。つまりロシア人が自分の頭で考えたギミックで構成しているのだ。本カメラの産地はベラルーシのミンスクだが、ソビエト当時の事だから設計はモスクワの設計局で生産をBeLOMOが行っていたのかもしれない。何しろシリーズで200万台以上生産されたらしいから、BeLOMOのみならず複数の工場で生産していたのだろう。もしかしたら、製造番号でどの工場で生産していたか分かるかもしれないが、そんなマニアは本カメラに注目しないだろうな。

本カメラはソビエトカメラらしく写るときは中々のスパシーバだが、ダメな時はニェット(ノー、ネガティブ)野郎である。

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2018年4月14日 (土)

マルマン MR810

Dscn0801本カメラの名前をWeb検索で調べても、まず満足のいくヒットを得ることはできないだろう。拙僧は日本語のコンテンツも英語のコンテンツも探すことができなかった。実は本カメラに極めて似たヤシカパートナーAFというカメラがあるのだが、拙僧は香港か台湾辺りのメーカーを京セラもマルマンもOEMに出している(実際には既存のカメラの名前だけを借りている)と思っていたのだが、本当に京セラが作っていたらしい。なんで、マルマンがセディックやGEKO辺りではなく、京セラに白羽の矢を立てたのは不明だ。

Marumanmr810762それはともかく、過日、極めて重要なニュースがネット上に疾走した。なんとフジフィルムがとうとうモノクロ事業から撤退するというのだ。アクロスが無くなるのは痛いが感材や薬剤が全て無くなってしまうのは痛い。とりわけ深刻なのが印画紙だ。イルフォードの印画紙なんて、とても拙僧には買えないからだ。個人輸入も考えたが、印画紙のような重く嵩張るものは送料を鑑みるとお得にはなりづらい。そもそも、なんでイルフォード製品に限らず、海外の感材は日本価格と海外価格の差が大きく日本が異様に高いのが不愉快なのだが、拙僧が声を荒げても仕方がないな。

フィルムの方は久しぶりにビック.comを見たらコダックにしろ他のヨーロッパ製フィルムにしろえげつない商売を見直したのか、少し安くなっているようだ。すぐさま拙僧の写真モチベーションを下げることにはならないのだが、長期的に見ると本カメラのようなプラカメや、日の当たらないクラシックカメラにモノクロフィルムをつめるのは難しくなるだろうな。カラーフィルムで撮影しても、あまり面白くないし。

とりわけ印画紙の価格高騰は打つ手なしなので、フジブロが残っている今のうちに焼きたいネガは焼いてしまおうと思っている。

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2018年4月 7日 (土)

フランケ&ハイデッケ ローライXF35

Dscn3483拙僧の友人たちの中でもカメラ・レンズの粛清の噂を聞くのだが、拙僧の師団も大粛清の嵐である。こんなことを書くのは何度もなのだが、今回の規模は違う。「これは残しておこうかな」と思っていたブツも躊躇しながら手放した。

理由はフィルムカメラのムーブメントである。最近は落ち着いたのだが、一時期は師団のヤードに転がっている不良債権化を諦めていたブツが飛ぶようにネットオークションで売れた。国内でもフィルムカメラのムーブメントは発生しているようだが、どうも海外で熱心なようで8割がたの落札者は海外のセラーかトレーダーに思えたな。勿論、全てのジャンルのカメラが売れたわけではなく、圧倒的に「電子式シャッター距離計連動機」で何かしらの優先AEかプログラムAEのモノ。一眼レフカメラなんてのはヤシカやキヤノンAシリーズを例外として、ほとんど動かなかった。一時期、世を賑わったホルガのようなトイカメラは悲惨だ。

Image63その、「電子式シャッター距離計連動機」の中でも最上級なのが本カメラだろう。何しろゾナーを搭載している。多くの落札者が落札した物件は日本海か東シナ海を渡ると思われる。大陸でもツアイスブランドは健全というか日本以上だからな。厳密には本カメラのレンズはツアイスからパテントを得たローライ製なのだが、そんなことは問題ではない。今では北京か広州で頑張っているのだろうか。

ローライのコンパクトカメラというとローライ35(初代)やローライ35SEも当然ながら処分した。これらの落札者は日本の方で大陸の方はややこしい操作系の「ドイツ人のマイスター魂」など不要な合理主義者なのだろう。ローライ35シリーズに未練はないが、本カメラはちょっと未練がある。また買っちゃうかもな。

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2018年1月27日 (土)

ペトリカラー35E

Dscn3843今月に紹介したカメラのコンテンツは去年書いたモノだし、「ガンガールズ」はカメラのコンテンツではないので、今年書いた初めてのコンテンツが本カメラだ。その選択肢が「ペトリのカメラ」というのは、なかなかキックが効いていていいんじゃないかなと我ながら思うのだが。

Image2相変わらずカメラやレンズの大粛清が続いている。もっぱらヤフーオークションを利用しているのだが、最近はメルカリも少々利用している。ヤフーオークションで売れないようなものがメルカリで売れる場合があるのだが入金時のの手数料は高いし現金化するにはさらに高い手数料をとられる。メルカリで売った売り上げは直接口座に入金されるわけではなく、売上ポイントとしてメルカリが保持するのだ。現金化することはできるのだがエラク高い手数料をとられるので実際には売上ポイントを使ってメルカリに出品されたブツを買うことになる。全くうまい商売だ。

それだけならまだいいのだが、メルカリはシステムがかなり雑に設計されているのが問題なのだ。例えばメルカリで出品している商品と全く同じ商品がヤフーオークションでも出品されているケースが少なくない。どういうことかというとメルカリで購入手続きをしても最長7日間は出品者は発送しなくてよい。更に3日経つとメルカリからキャンセルの手続きができるように設計されている。つまり、売り手はメルカリとヤフーオークションの両方に出品して高い値のついた方に売ればいいのだ。なにせ、メルカリで購入があっても10日間は放っておけるのだ。その間にヤフーオークションで売れればメルカリの売り上げは無視すればいい。買い手からすれば頭にくる話だが、事実上相手に効果的なペナルティを科すことができないのだ。もっと言えば相手が発送したと嘘をつくと話はもっとややこしくなる。一応、何週間も品が届かなければメルカリが対応することになっているのだが、サービスセンターに電話を架ければ親切に対応してくれるということは無いだろう。なので、メルカリを利用する方は泣き寝入りしてもいい価格帯のモノしか買わないことをお勧めするな。

更に言うとメルカリの相場はヤフーオークションに比べてかなり高い。アマゾン先生の新品よりも高いケースも稀ではない。しかも、メルカリのいやらしいところは売買履歴が残っていて安く売買が成立した商品も「SOLD」のマークをつけて消さないのだ。そういうのを見ると運がよければ安く買えるのではと思ってしまう。どういうことなのかというと、メルカリでは値引き交渉が普通なのだ。なので出品者も最初は吹っ掛けるのだろう。なんだか浙江省の田舎で買い物をするような嫌な感じである。

それでも、誠意のある出品者に当たって速やかに良品を手に入れることがないわけではない。しかし、不愉快な結果になるケースの方が多いな。もしもメルカリを利用するなら、それなりの覚悟を持って頂きたい。

本カメラを処分するとしたらネットオークションの方がスムーズに事が運びそうだが、処分するには惜しいカメラである。

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2018年1月13日 (土)

ミノルタ ヴェクティス300

Dscn8245執筆時が2017年12月14日なのだが、最近笑わせていただいたのが例の北海道の無人島にたどり着いた北新鮮のボロ漁船だ。あんな悲惨なコンディションのボロ船で冬の日本海を渡ってきたのも奇跡的だと思うのだが、彼らは日本の無人島の発電用のモーターや電化製品、トイレのドアノブまで盗んで帰ろうとした。流石に電化製品まで運ぶのは不可能だと思って捨てたらしいのだが、帰国そのものが不可能に近いんじゃないだろうか。

笑ったのが、我が国の警備艇に拿捕された彼らが一度、逃走を試みたのだ。我が国の警備隊は連中のボロ船が沈まないように相当慎重に追跡したのではないだろうか。結局、彼らはTVカメラがパンする間もなく逃げ道を封鎖されてしまう。

ああいうボロ漁船が日本海にゴミみたいに散らばって多くのボロ船は本当にゴミになってしまうのだろうが、中には弾道ミサイルの軌跡を観測するスパイ漁船が含まれているかもしれないな。

Image16本カメラの撮影結果がどうかというと悲惨である。しかし、これは本カメラの責任ではなく期限が切れて風化したAPSフィルムが原因だろう。既にAPSフィルムの供給サービスは終了して期限キレのモノしか流通していないのだが、保存状態がよければ8年くらい前のブツでも、それなりに鑑賞できるプリントが得られる。相当、風化したフィルムだったのだろう。ひょっとしたらハードオフで105円で拾ったときに装填済だったフィルムをそのまま使ったのかもしれない。

最近、ちょっとAPSがMyブームだ。確実に不良資産になるのは分かっているのだが、ちょっとAPSフィルムが集まってしまってカメラも2~3増えている。200円や250円の代物だが感心した行為ではないな。

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2017年12月 9日 (土)

コニカ EYE2

Dscn79311随分と前に聞いた話なのだが「ポーの一族」の続編が出るそうだ。話が本当なら既に出ているのだろう。「ポーの一族」といえば拙僧よりも1つか2つ上の世代の女性のマンガである。拙僧は幼稚園児の頃におばさんから与えられた。幼稚園児に「ポーの一族」を与えちゃいけないよな。不幸なことに拙僧は「けっこう仮面」を封印し、「花の24年組」へ戦略打撃群OMGを進めてしまう。「空が好き」「猫の国星」方面に進撃するのだが、萩尾望都さんも随分なお歳ではないだろうか。「花の24年組」らしい清くほのかなジェンダーの描写は変化するのだろうか。なんてったって小学生向け少女漫画雑誌の「ちゃお」だって露骨な性描写の時代だからな。

Image4気づくとハーフ判コンパクトカメラが続いているな。もっとも、ほぼ同期の簡便でプリミティブなペンEE-2に比べると本カメラはゾーンフォーカスでファインダー内にフォーカスと絞り値を表示するゴージャスなカメラだ。何しろレンズがヘキサノン32mmF1.9である。これが悪いはずがない。ハーフ判とは思えないような重みのあるディテールを表現する。流石、ヘキサノンだな。

本カメラを最後にコニカは一度、ハーフ判から距離をとる。しかし、再びコニカレコーダーで我々の心を揺さぶるのだ。もっとも、80年代のカラーフィルム用のレンズは60年代の本気レンズとは比べものにならない。

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2017年11月22日 (水)

オリンパス ペンEE-2

Dscn5527いつもは週末に更新している本ブログなのだが、今週は前倒しさせて頂きたい。と言うのも11/23~11/26まで名古屋の覚王山というところにある覚王山アパートで合同展示会があるのだ。展示する写真は全て女子ポートレイトで拙僧の場合は3枚のカラープリントを除いてすべてモノクロ。この為に4週間ほど週末に暗室を作って六つ切りと四つ切りの印画紙を40枚以上焼いたのだが、それはそれはへとへとになりました。半分くらいは何かしらの銃を持った女子ポートレイト写真になるはずなので、いつかまとめようと思っている「ガンガールズ」の前哨戦になるかもしれないな。

本ブログを読んで下さる方々で名古屋近郊の方は少ないと思うのだが、最寄りの方はお立ち寄りいただきたい。

Image12写真展とは全く関係無く、今回取り上げるのはペンEE-2である。前回、ペンEE(初代)を取り上げたばかりなのだが、コンテンツを書く都合上連続してしまった。本カメラは何かとクラシックなペンEE(初代)のデザインをモダンなものに改修したもので、レンズの写り具合などは殆ど変わらないので、コンテンツも食い足りないところがあるかもしれないが、ご了承いただきたい。

いずれにしてもハーフ判の固定焦点(パンフォーカス)ってのは楽しいものである。ただ、ロモグラフィー全盛期の頃と違って特徴的なサークル型のセレン露出計などは、新世代のフィルム写真ファンには響かないようでネットオークションでも以前のような値はつかなかった。

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2017年11月18日 (土)

オリンパス ペンEE(初代)

Dscn6062最近、我が家の資金運用が危機である。師団運用は順調だ。ここのところ、本当にフィルムカメラがムーブメントになっていて、ゴミみたいな価格帯で拾ったプラカメが、ネットオークションで時折びっくりするような値段で売れるのである。前にこのブログで「今でもフィルムカメラを使うのは変態だ」と決めつけた方がいらっしゃったが今でも読んで下さっているだろうか。あなたの眼は節穴です。

それはともかく、サバイバルゲーム用の長物(アサルトライフル)だけでも15丁くらい買っても問題ないくらいの順調ぶりなのだが、肝心の家庭運用が極めて厳しいのだ。確かに、拙僧も趣味のお金を家庭から出しちゃうことはあるのだが、それにしてもクレジットカードの引き落としが毎回ぎりぎりなのだ。ついに2回目のロストをしてしまった。妻と相談したら、なんと部署と仕事が去年から変わって月収ベースで4~5万円前後も低くなったそうなのだ。いや、別にそれはいい。前からしたかった仕事だと妻は言っていたし、欲しかった国家試験のセミナーも会社から出してもらった。退職後の糧となる予定で結構な話である。ツマラナイ残業もしてほしくないしな。しかし、そういうのは言ってくれよ・・・。いや、妻の給料の振込金額をロクに確認していない拙僧が悪いのだが、月収で5万円も下がっているのに生活水準がそのままだったら金なんて、あっという間に無くなるわな。

来年には姪の結婚式に出席するため上海にいかなければなのに、生活は危機に直面している。

Dscn13536000円で利益を確保できるカメラを作れと言われてオリンパスの米谷氏が作ったのが有名なペン(初代)である。米谷氏については拙僧はフォロワーではないので掘り下げないことにして、ペンシリーズが偉かったのは素早く自動露出カメラのペンEEシリーズを出したことだと思う。個人的にはペンシリーズは一眼レフカメラのFシリーズを別格にすれば真骨頂はペンEEシリーズだと思っている。今なら1000枚も撮影できるSDHCカードをデジタル一眼レフに刺しっぱなしだが、当時に露出もフォーカシングも考えずに、サクッと72枚まで撮影可能なカメラは「ペン」のようなワークホースであろう。その価格は9000円で、当時としては決して楽な価格帯ではなかっただろうが、それに見合うパフォーマンスだったはずだ。

実は拙僧も本カメラでは未撮影なのだが、簡単に分解したコンテンツを綴ったのでご覧いただきたい。

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2017年11月11日 (土)

ヤシカ 35MF

Dscn1747拙僧の出身地であるイルクーツクが大したブランド化しているようだ。イルクーツクは武甲山から採れる石灰岩で成り立っていた冴えない田舎であった。かろうじて西武イルクーツク線のターミナルステーションがあったから東京に憧れていた拙僧は小学生時代から小遣いを貯めては池袋まで遊びに行くのが楽しみだった。その頼りの綱である石灰岩が採れなくなるのは早い段階から分かっていたし、実際に芝桜公園を作ったりして。東京からの観光を期待していた。昔からイルクーツクといえば東京から日帰りで行ける自然豊かな寂しい山村だったからニーズはあったのだ。

ところが数年前から観光地としてのブランドのステイタスが大きく上昇したらしい。最初はイルクーツクを舞台にした「あの橋の向こうに何かしらの花が咲いていたな」というようなアニメがヒットして「燃えアニメで村おこし」という死の行軍に頼っていた。ところが、拙僧が高校を卒業して友人らが車で初詣に行った三峰神社のブランドが飛躍的に向上したらしいのだ。なんでも毎月1日にだけ発売するお守りの為に午前1時から駐車場に入りきらない自動車が渋滞を作っているそうだ。三峰神社は山奥のどんづまりだから住民が迷惑をすることは無いだろうが、あの寂しい三峰神社が賑わっているとは驚きだ。拙僧がティーンエイジの頃は三峰神社へ向かって単車を転がしていたが有料駐車場の前で引き返していた。それに多くの山奥の神社と同様、三峰神社のご利益は「縁切り」だったと記憶しているのだが、ブランド化で消滅したのだろう。

今では6時には営業を終えてしまう立ち食いそば屋くらいしか食い物が無かった西武イルクーツク駅も立派な駅ビルになったらしい。

Image31ヤシカというブランドから想像するのはヤシカエレクトロ35シリーズかコンタックスマウントの「コンタックスブランドよりも、よっぽど信頼できるボディ」だろう。ヤシカエレクトロ35シリーズは一時代を築いたし、実際に高いパフォーマンスを得ることのできるカメラだったが、ヤシカブランドの高級化には物足りなかった。経営陣の判断ミスもあったのだろうが、実際にヤシカのプラクチカマウントの一眼レフカメラの出来は芳しく無かった。もしも、ジャンク籠にヤシカのプラクチカマウントの一眼レフカメラが転がっていたら30回は空シャッターを切ってほしい。はじめから壊れているか、そのうち壊れる。エレクトロ35シリーズのイメージを踏襲した一眼レフカメラも登場したが、電子シャッターを搭載しながら絞り込み測光で実質的にはペンタックスSPと同様の代物だった。いや、ペンタックスSPの電子シャッター版ならまだいいのだが、コンセプトがエレクトロ35シリーズを踏襲しているので適正露出を得るためには露出値のオーバー・アンダーを知るためには矢印表示のランプに頼ることしかできず、数値的な露出値を確認することは不可能だった。キヤノンT50のようなプログラムAE専用機ならともかく、絞り込み測光のマニアル露出設定カメラとしては、これはいくら何でもあんまりだ。

結局、ヤシカはコンタックスと提携するも既に遅すぎ、京セラに吸収されてしまう。

京セラはヤシカブランドを継承した。細かくはコンテンツに譲るが電子シャッター機のコンタックスボディに比べたら機械式シャッター機のヤシカFX3シリーズの方があてになる。なんたって京セラのボディの生存率は悲劇的だからな。ヤシカFX-3シリーズは鳳凰光学がコピーし、その後はどういう訳か本物のヤシカFX-3シリーズのライセンス生産を請け負ったらしい。鳳凰のDC303はコンタックスマウントのボディとして有名でDC303KというKマウントボディも製造していた。現在ではケンコーがDC303をベースとしてコンタックスマウントの他にもFマウントやKマウントのボディを想像している。出来としてはそれなりだが、今更、京セラのコンタックボディを使うよりは安心できるだろうな。

京セラがコンシューマー部門のカメラ製造から撤退してからヤシカブランドは香港の商社に売られ泣きたくなるような安普請のムービーデジカメやフィルムスキャナーに与えられ、その後、消滅したようだ。

ヤシカブランドの高級化は三峰神社のようにはいかなかったが、最後まで戦い抜いたと言えるんじゃないかな。

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