2020年10月17日 (土)

フジフィルム ファインピクス2600Z


Dscn4279既に死に体のコンパクトデジカメである。本カメラを取り上げるにあたって当時、つまり旧世紀末から新世紀初頭のデジカメ戦史を掘り起こしたのだが、伝統的光学機器メーカーからトイデジカメの怪しげな輸入商社まで凄まじく砲火を交えている。その中でもフジフィルムの覇権を狙うラインナップは凄まじい。ファインピクスS2プロのようなデジタル一眼レフカメラからeyeplateのようなトイデジカメまで、隙間ない完ぺきな布陣だ。フジフィルムのファインピクスシリーズは、今はコンパクトデジカメの最後の領域であるタフネスカメラ、要するに工事カメラにも使えるカメラとして辛うじて残っている。今のフジフィルムのデジカメといえばXシリーズが主力で、そもそも主力はコンシューマ用カメラなどではなく、産業用レンズとかメディカル・コスメだろう。

 

Dscf0052かつて、デジカメの電源に相応しいのは単三型電池か専用電池かという論争があった。単三型電池は入手が容易だというのが単三型電池派の言い分だったのだが、当時のデジカメの燃費は悲観的に悪く、100円ショップの電池どころかコンビニの電池でも満足に動かなかった。結局、充電式の単三型電池を探しに秋葉原に強い者が勝手なことを言っていたことを思い出す。単三型電池仕様のデジカメが満足に運用できるのには、今は亡き三洋電機のエネループの登場を待たなければならなかった。もっとも、その頃には電池論争も専用電池に軍配が上がっており、単三型電池仕様のデジカメはベーシックモデル向けとなった。

拙僧はいい歳なのだが、いまだに10代20代の友人たちとサバイバルゲームで走っている。もちろん、彼らの風塵にも及ばないのだが遊んでくれるというのは嬉しいものだ。本カメラは彼らが生まれたか幼稚園時代に登場したカメラである。当然、単車や四輪を含む被写体の方々はそれぞれの人生を送ったのだろう。拙僧のカメラは家庭内ヤードで転がっているばかりだ。

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2020年9月12日 (土)

ヤシカ ダイヤリー

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ダイヤリーといえばH2Oの「僕たちのダイアリー」だ。確か拙僧が小中学生の頃のドラマ「飛んだカップル」のエンディングに起用されていた。ぼちぼち思春期という厄介な人生のタームに突入しようとする年頃だったから、その歌詞は響くものがあったな。

「やたら僕を刺激する。ドンマイドンマイ、今に見てろよ」

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ヤシカもエレクトロ35シリーズが時代に合わなくなって難しい時期になった。何しろ、ぼちぼち一眼レフが庶民化するというのに、ヤシカの一眼レフの評価はさっぱりだった。実際によく壊れた。

本カメラの登場直前にヤシカから「コンタックスブランド」の一眼レフRTSが登場する。ヤシカとしては天下のカールツアイスとの提携で一発逆転を狙ったのであろう。

「今に見てろよ」

という感じだったのだろうな。

そんなヤシカが最後の輝きを放っていたころのコンパクトカメラである。ほぼ同時期に登場した3兄弟の中ではもっとも高機能なポジションである。

本カメラの登場後にすぐにコニカC3AF(ジャスピンコニカ)が出て、ヤシカとしても忙しくなるのだが、まずは本カメラに注目していただきたい。

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2020年7月31日 (金)

オリンパス35IVb(?)

Dscn3863新型コロナのニュースでわが国では例年ほど盛り上がっていないが、米国で大統領選挙を行うらしい。何かとお騒がせなトランプさんの対抗馬となるのが民主党のバイデンさんだ。あまりTVを見ず。もっぱらラジオで情報を得ている拙僧なのだが、どうもバイデンさんもイイ線をいっているらしい。確かにトランプさんのパーソナリティには大いに問題がありそうだ。しかし、バイデンさんが大統領になった方が我が国にとってマシな選択肢とは限らない。何かと不甲斐ないところもあるが、こと外交に関しては割と安部さんは頑張っているんじゃないかなと思っている拙僧は、バイデンさんが大統領になることでわが国と米国の関係性がリセットされてしまうのは、ちょっと気がかりではあるな。

おっと、拙僧のブログは割とタイムリーな政治の話題は避けることにしているのだ。政治的なファクターでちょっと遊んでみるというのが拙僧のブログのポリシーである。それでバイデンさんなのだが、たまにTVでみると名前のロゴが量販店の「エイデン」によく似ている気がするのだ。バイデンさんがエイデンのロゴをマネするとは考えにくいし、その逆もまた無いだろう。つまり「他人の空似」なのだが、TVを見るたびに思ってしまう。

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 本カメラはオリンパスの35mmフィルムカメラとしては黎明期の遺伝子を直接継承するものである。小ぶりでオートマットを実現した身軽いスナップカメラである。シリーズ初代モデルはいわゆる日本判で、ちょっと田舎者感があったのだがGHQに怒られたり、朝鮮戦争で特需が発生したりして精錬されたのだろう。本カメラの完成度は高い。惜しむのは本カメラのユニークなスタイリングは後裔のオリンパス35Vでは平凡なコンパクトカメラのモノになってしまった。

なんだか大統領が変わることや朝鮮戦争で国の実権が変わることと、オリンパスのブランドの遷移が重なるのではないかと思ったのですが、うまくまとまりませんでした(mm

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2020年7月18日 (土)

オリンパス ペン(初代)

Dscn9159既にSMCペンタックス45~125mmF4のコンテンツで触れたのだが、オリンパスが民生カメラ部門をブランディングホールディングな会社に売却してしまうようだ。それでオリンパスのコンテンツを作ろうと思ってOM707を取り上げようとおもったのだが、実際にOM707を使った実績がない。拙僧は基本的には一度は撮影に使ったカメラ・レンズをブログでは取り上げることにしているのだ。おりしも梅雨の時期で散歩写真も難しく、別のオリンパスを代表するカメラを探した。それが本カメラである。本カメラが、オリンパスを代表する幾つかのカメラに入ることは異存ないのではないだろうか。

Img651本カメラは様々なコンテンツで褒められているので、特別拙僧のブログでは話題を広げないことにさせていただきたい。オリンパスのファンというのは、オリンパスファンというよりはペンFのファンとかOMシステムのファンといった限定的な感じでニコンやペンタックスのファンといったブランドに惚れるのとははちょっと違う気がするな。

オリンパスの歴史的傑作の本カメラと歴史的駄作のOM707の出どころはそれほど違ったものではない気がする。「6000円でも売れるカメラはこんなものだ」と「AF一眼レフなんて嫌いだからこんなものだ」というのはベクトルは違うかもしれないけどモーメントは大して変わらないんじゃないかな。

Dscn9167今回、コンテンツを書くまで知らなかったのだが、本カメラには生産先行モデルとしてオリンパスではなく、委託先の三光商事モデルというのが存在する。リスクに投資を渋るオリンパスらしい無難な選択だ。

その三光商事モデルというのは結構なプレミアムらしいのだが、そんなことは拙僧は知らないので捨て値で処分してしまったな。いずれにしても、あまり思い入れが無いカメラなので構わないが。

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2020年3月14日 (土)

コダック シグネット35

Dscn6363温暖化などといわれているが、実際、今年の冬は異例なほど暖かく、桜の咲くのも前倒しになりそうだ。個人的には桜のイメージは多面的で複雑なのだが、それでも桜祭りという行事は春のスナップシューティングの先駆けとなるもので楽しみだ。

しかし、今年はちょっと事情が異なる。例のコロナ熱で3月に行う予定だった様々な講座や催しが中止になったほか、ジムや図書館まで閉館になってしまった。3月に控えていた友人の結婚式も延期になってしまい、まだ箱も用意できていないようだ。健全なのは屋外で行うサバイバルゲームくらいだが、これも客の集まりはイマイチのようだな。

Image18拙僧の行政区の公式な発表はまだだが、上野や東京の各地の花見スポットが軒並み花見の中止、或いは自粛となると散歩写真もツマラナイものになりそうだ。いや、別にレジャーシートのプロパンガスボンベまで持って来て酒で宴会なさる方を撮りたいとは思わないのだが、屋台街とその喧騒というのはキャンデットフォト好きとしては好ましい被写体である。

勿論、拙僧が妻と平日の土手の上でおにぎりをほおばるのには問題ないだろうが、スナッパーにとっては寂しい春になりそうだ。

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2019年11月30日 (土)

ツアイスイコン コンテッサマットSE

Dscn1268PayPayフリマというのがあるのだ。拙僧は保守派のレイトマジョリティだからxxPayというのは嫌いなのだが、11月の初めから「送料無料キャンペーン」を行っていたのだ。期間は1カ月。これは相当な福音で、拙僧の師団の深刻な不良債権はサバイバルゲームで使えないようなアンティークトイガンなのだ。まだ、ハンドガンなら処分できる可能性があるのだが長物のライフル、具体的には「デタッチャブル サンダーボルト888MkII」とかになるといくら安い値段をつけても送料がネックとなって売れない。一時期、デタッチャブルの組み立て式ライフルにはまったことがあって、そういうトイガンは多いのだ。それなりにアンティークトイとして粘れば売れそうなものだが、採算なんて度外視である。とにかく、ヤードのスペースを開けなければなら亡い。ハンドガンだって単価が安いから処分には送料がネックになる。それで千里馬精神で投げ売りしていたのだが、突如11/18に「送料無料キャンペーン」は終了となってしまった。どうも、PayPayフリマが想定していた送料負担が上限に達したらしいな。残念ながら不良債権がいくつか残ってしまったのだが、割と売り切ることができたかなあ。

Img605その間、カメラ・レンズは粛清の対象にならなかった。こういうブツは大抵の場合はサイズ60で収まって売れるからな。もっとも、一時期のように単焦点レンズならまずまず売れるということは無く、135mm以上の中望遠、望遠レンズは動きが鈍い。レンズアダプターでミラーレス一眼につけても使いづらいからかな。

本カメラのような輸入中級機も値段は寂しいものの買い手がつかないことは無い。

現在、絶賛風邪をこじらせ中なので師団を動かすことができないのだが、そろそろカメラ・レンズの粛清も再開かな。

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2019年10月 5日 (土)

アグファ オプティマ 1035 センサーエレクトロニック

Dscn0732 随分とブログ更新をサボってしまって申し訳ない。拙僧のような暇人が時間の忙しさを理由にしてはいけないのだが、最近、ポートレイト撮影にもご無沙汰だし、スナップ撮影は世知が無い世の中でモチベーションは下がるし、なにかと天候不順だったり交通費が調達できなかったりで師団の稼働率が下がっているのだ。いや、サバイバルゲームとかインスタグラムの作戦は順次なのだから、やっぱり戦略的目標がカメラ・レンズから少し外れたのは否めないな。

しかし、今回は久しぶりにまとまったコンテンツを作ったのでご了承いただきたい。

Image6「アグファ オプティマ 1035 センサーエレクトロニック」という長い名前のカメラが今回の主役である。我々が「オプチマ」と想像すると金属製の不愛想な世界初のプログラムAEカメラを想像するが、ネット検索で「アグファ オプチマ」と検索をしても、まずヒットしない。ヒットするのはロモグラフィー扱いされた本カメラのような電子シャッター機である。

それにしても困ったのは、ドイツ製コンパクトカメラはADOXもフランカもミノックス35も似たような外観でモデルが違い、その違いがプリントで表示していないか表示した形跡はあっても消えていたりする。なのでカメラとしてのブツはあっても特定のモデルと断定するのは難しい。

本カメラも僅かな手がかりから特定に至ったのだが、ミノックス35のサブタイプなんていまだに把握できないな。それにしても久しぶりに眺めるゾリター40mmF2.8で描くネガの描写は良いもので、やっぱり師団運用を撮影にも割きたい気分だ。

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2019年9月14日 (土)

ヤシカ フラッシャー

Dscn7740久しぶりに漁場であるカメラのキタムラ某店に足を延ばしたのだが、ジャンク籠が消滅していた。これで定期偵察内のキタムラのジャンク籠を全て失ったことになる。今となってはリサイクルショップでもジャンクコーナーにフィルムコンパクトカメラを発見することは少なく、転がっていても異様に高い。一時期、フィルムカメラのムーブメントで廉価カメラにイイ値段がついたのだが高騰したまま高止まりしているのだろうか。拙僧もいい思いをしたのだが、本カメラのようなプラカメが2980円では、とても手に取ることができないな。

Image36勿論、拙僧の師団にカメラ・レンズのストックは供給が途絶えても2年はブログを書けるほどヤードに転がっているのだが、供給先が無いというのはモチベーションを下げる。こういうブツは送料を払ってネットオークションで飼うほどのモノではないしな。

名古屋の中古カメラ市も不鮮明な情報しか入らず、寂しい限りだ。

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2019年9月 7日 (土)

フランカ250L

Dscn4510    先日、妻とエルトン=ジョンさんをテーマにした映画「ロケットマン」を見に行った。内容や評価は控えるが一言で言うと「普通の映画にしてくれればよかったのに」である。加えればR12指定なんだが13歳のお子さんと一緒に見るのは如何なものかな、というのが率直な感想だ。帰り際、一番後ろの一番端の席に若い2名の男性が座っていたのだが、あの映画を見た後では「あちらの組合員の方?」と思ってしまったのも無理はないだろう。

Img338それでエルトン=ジョンさんの動画をググってみたのだが「マペットショー」で歌ってらっしゃる動画が見つかった。「マペットショー」といえば我が国では「ポンキッキ―」である。がちゃぴんさんとムックさんのあれだ。その採用曲がなかなかロックでテクノでパンクだったりするのだが、拙僧が思い出したのは「エレクトリックばあちゃん」だな。しかし、調べてみると「ポンキッキー」で流れていたのは「ハッスルばあちゃん」らしい。これもインパクトのあるパンクな曲で鮮明に覚えている。テクノといえば「コンピューターばあちゃん」で、これは坂本龍一がプロデュースした曲で立派なテクノだ。どのコンテンツから幼少の拙僧が聴いたのかはイマイチおぼえていないのだが、「ポンキッキ―」かNHKの「みんなのうた」のいずれかであろう。今回初めて知ったのだが「エレクトリックばあちゃん」を歌ったのは末期の「ザ・スパイダース」だ。「みんなのうた」の選曲もロックなのだが、この辺はいずれ再び触れたい。

それで、本カメラなのだがカメラが電子化して日本製の安くて高性能で壊れないカメラにドイツ製普及機~中級機が太刀打ちできなくなりはじめた頃のカメラである。いや、ローライだってライカだって傾くから高級機も含めてだな。拙僧が幼少期にも「ばあちゃん」に「エレクトリック」や「コンピューター」を冠するくらいだから70~80年代の我が国のエレクトリックデバイスの覇権を知ることができるな。

それも諸行無常で今は苦しいポジションになっているようなのだが。

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2019年8月10日 (土)

キヤノン A35デートルクス(ナイター)

Dscn9552ナムコの黄金時代の名作は「ディグダグ(DIGDUG)」や 「ゼビウス」など多々ある。しかし、埼玉の辺境であるイルクーツクには正規品は届かず「ジグザグ(ZIGZAG)」や「ザビオス」だった。当時はゲームセンターなどという不良のたまり場とされていた(イルクーツクでは)から、怪しいTVゲームに著作権の余地などなかったのだろう。

それにしても不思議なのはオープニング画面は、意匠は似ているものの「ジグザグ」にしろ「ザビオス(あるいはバトルス)」のモノだった。今のようにOSやマザーボードシステムが共通化している時代では無い。ひょっとしたらROM基盤からインターサーキットエミュレータで機械コードをデコードして再プログラムしたのだろうか。そういった「まがいもの」の中にはオリジナルには存在しないアイテムやオプションが追加されていたものもあった。そこそこ大変な仕事のような気がするな。そういう「まがいもの」でも届けば嬉しかった80年代のイルクーツクである。

Image41世界初のスピードライト(フラッシュ)搭載カメラの「ピッカリコニカ」や世界初のAF搭載カメラの「ジャスピンカメラ」が登場した時にも、かなり模倣に近いカメラが一流光学機器メーカから登場した。しかし、キヤノンは冷静だったようである。

ひょっとしたらハウネルに金を払うのが嫌だったのかもしれないが、「ジャスピンコニカ」と時期を同じく距離計連動機とスピードライトを組み合わせた本カメラがキヤノンから登場した。当時のAFユニットはフォーカスエリアも4点くらいのおおらかなものだったし、距離計がちゃんと使える方なら、本カメラの方が正確なフォーカシングが可能だった。

カラーの発色もモノクロの艶やかさも素晴らしいレンズを搭載する。

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