2023年6月 3日 (土)

ADOX ポロマット1

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 拙僧も時勢ということでインスタグラムをやっている。アカウントは二つ持っていて、一つは写真やサバイバルゲームのもの。もう一つはイラスト専門でたまにプラモデルを上げている。それで写真のアカウントのフォロワー数は燦燦たるものなのだが、イラストのアカウントはそこそこの数字になっているのだ。

 イラストのアカウントの広告で多いのがいわゆる「あなたもイラストで収入を」というものだ。フォロワーの中にも自称イラスト講師がいらっしゃるのだが、タマには役に立つかとフォローバックしている。それで内容は「まずは基本をコツコツと」ということになる。それじゃ基本って何よとなるのだが、それは有料サービスになってしまうのだ。最近ではNTFで、あなたのイラストを売りませんか?というのも頻繁で、この場合は売り方のノウハウが有料サービスなのだな。

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 それに比べるとカメラの基本は簡単だ。適正露出を決めてフォーカスを合わせてレリーズボタンを押すだけ。もっとも、それを自動化するというのがカメラの進化にもなっている。フィルム時代では最高だったF5やEOS1Vの性能も今やアンティーク。どこまで経っても人間の欲求は尽きないな。

 もっとも、本カメラのようなジャンルでモノクロネガで撮影するのに正確な精度は野暮だ。本カメラには連動露出計も搭載しているけど、大雑把なものだろう。

晴天下なら絞りはF11、シャッター速度は1/125。フォーカスは3mか5mにして、しっかりボディをホールドすれば、それなのに写真が撮れる。

なかなか、フィルムが高価になっているが、本カメラなどは大らかに撮りたいものだ。

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2023年4月11日 (火)

アグファ ジレッテ タイプ5

Img_0151過日、とあるSNSで自称マンガ家指導者さんが「CPUはiCore3、メモリは4GBの安いパソコンを毎年買い替えるのが最も効率がイイ」とおっしゃっていたのだ。それで、メモリはせめて16GB、13万円くらいのパソコンなら3~5年は使えますよ、とコメントを書いたら「中途半端な知識で笑いました。私のコメントを二度と汚さないでください」とリコメントがついてしまったな。「オタクの安物買いも、結構笑えますよ」と書こうと思ったがやめた。こういう「しあわせさん」とは金を払っても関わったらSNSはバカをみるからな。「汚さないでください」で、彼女のマンガ家指導のスタンスが分かる。ああいう、撒き餌パソコンを買う方がいらっしゃるのかと不思議だったのだが、喜んで買って毎年買い替えるのだからメーカーとして嬉しいよな。引っ越しとか面倒くさくないのかねエ。

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パソコンには「安物買いの銭失い」というのがあるが、カメラの場合は高いからいいというモノではない。むしろ、使いもしない機能に金を払って結果的に「銭失い」になるケースも、AF一眼レフカメラ時代にはあった。ああいうのもメーカーとしては嬉しいだろう。

しかし、カメラというのはちゃんと遮光して、適切な速度のシャッターが開いて、それなりのレンズがついていれば、あとは巻き上げノブとか最低限の装備で写真は撮れる。旧世紀だと「xx年の8枚玉でないと俺のサービスプリントが曇る」と本気で思っていた方もいたが、拙僧個人は3枚玉でも十分楽しいな。

もっとも、その数十万円の8枚玉をわざわざミラーレス一眼につけて、デジ用レンズに最適化した処理エンジンをよそに「フィルム時代のレンズには設計の古さから趣がある」なんて言っているんだから、それも「しあわせさん」な話だ。

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2023年3月24日 (金)

ヤシカ オートフォーカス

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ちょっと前にmixiの参加歴を調べようという企画があったのだが、拙僧のmixi歴は24年だった。こういうのはちょっと恥ずかしい歴史かもしれないな。

当時はまだ、mixiは紹介制で汚い言葉が飛び交う物騒なネットフロンティアの中では、ある程度秩序が保たれていた。この頃に熱心にmixiで発言していたジェーン・スーさんとかライムスターの宇多丸さんにとっては黒歴史なのだろうが、オワコンなどと言われてもmixiは続いている。実際、拙僧などはTwitterのようなSNSサービスは速すぎて情報のリンクも混沌としており、ついていけないな。Instagramもやっているのだがギリギリ置いてけぼりを喰わずに済んでいる。それに比べてレイトマジョリティのmixiのスピードというのは癒されるなあ。

mixiの前にはニフティサーブがあった。今でもニフティはあるけど、かつてはフォーラムというテキストベースの趣味サイトがあったのだ。これは熱心な方から妄信する方まで様々な方がいらっしゃった。情報的には古いが、それでも当時の情報ソースとしては当てになったものである。しかし、テキストベースの趣味サイトというのは、熊さん・八っつぁんも35万画素級デジカメでHPを作るようになると存在の妥当性が怪しくなり、ついには消滅してしまう。
Img239それはそれとして、ニフティそのものは現在もネットサービスとして(多分)健全だ。拙僧もニフティの安くない有料サービスを利用してHPを作りコンテンツを発信している。我ながら巨大になってしまい、今更安いHPサービスに引っ越しもできない。このブログも同様だ。それはそれでいいのだけど、こまったのはアドレスが「http:」から始まるのだ。つまり「https:」ではない。これはセキュリティとして危険と判断してグーグル辺りの検索エンジンだと引っかからないらしい。これは非常に困るのだが、ニフティとしては改善するつもりはないようだ。自分のコンテンツは「https:」で始まっているのに。それでも、今更引っ越しもできないし、悩みどころだなあ。

本カメラはAFカメラとしては最も初期のカメラであり、言ってみればニフティサービスのようなモノだ。自動でピントを合わせるカメラというだけで魔法のようなカメラだった。しかし、人間の欲求はとどまらない。

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2023年1月 1日 (日)

コダック ポニー135モデルB

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最近になってブログを再開したのだが、世の方々に読んでいただいているのかは心配になる。と、いうのもニフティのココログはセキュリティを保証しない「http」なのだ。多分。グーグル検索だと「https」じゃないとヒットしないんじゃないかなあ。

これは本当にニフティは何とかしてほしい。ニフティとしてはココログの重要度は低いのだろうか。どうも、ブログという文化はツイッターやインスタグラムに負けているモノの、まだまだ需要があるとおもうのだが。

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本カメラのコンテンツを書こうとネット検索をしたら、結局引っかかったのは拙僧が過去に描いたコンテンツだった。そういうのはよくあるのだが。

最近、ブログを再開した理由の一つに会話の語彙力の衰えを感じたのだ。普段、あまり人と接しないのと脳の衰えなのだが、そのまま放っておいたら、本当に衰えそうだ。

なのでブログを再開したのだが、やっぱり読んでいただきたいよね。

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2021年7月 3日 (土)

バルダ スーパーバルディナ

Dscn7725先送りになっていた三浦健太郎氏の「大ベルセルク展」が、9月10から池袋のサンシャインシティで開催となった。行きたいし行く。しかし、三浦健太郎氏が若くして逝去し、物語が佳境で絶筆となると足が重くなるよな。最初で最後の「大ベルセルク展」、コロナなんかが蔓延していなければ氏も観ることができた、つくづく惜しい。

それで帰京となれば散歩写真も楽しみたいのだが。コロナのおかげで拙僧の大好きな喧騒というのは随分と寂しいことになっているらしい。また、アフターコロナで賑やかになれば閑散とした上野や浅草を撮るのも思い出にもなるのだろうか。

故郷に帰っても友人たちと飲んで騒ぐというわけにはいかないろう。寂しい帰京となりそうだ。

Img362バルダというメーカーはライカ至上主義者でなくても興味のない方はてんで興味のないカメラだろう。しかし、ねじ式巻き上げのバルダマチックとか興味深いカメラを出している。それに廉価な三枚玉の写りがイイ。これがラジオナーとかになると拙僧と相性が悪いのか残念な結果になってしまう。

スーパーバルディナというとフォールディングカメラが有名だが、これはリジットのモデルである。この方がモダンで使いやすいのは論を得なない。

バルダもカメラ製造をやめてしまったが。会社は現在でも存在し光学機器も作っているようだ。

今回の帰京では拙僧の好きな海外中級機に出会えるだろうか。

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2021年3月13日 (土)

ニコン LTW2D(ピカイチ テレエクセル)

Dscn4897YahooとLINEが提携してPayPayとLINEPayが統合しそうだ。拙僧はいわゆる電子決済というのを好まないのだが、無関心でもいられないのだ。Yahooオークションの売り上げで何かしらを買うとなると、それはPayPayに一度換金されることになるからな。LINEPayは全く関心が無いのだが、逃げても逃げ切れるものではなさそうだ。希望的な利点としては、PayPayフリマの市場が大きくなってくれればなという思いがある。なにしろ今はメルカリの一人勝ちだ。ネットオークションとメルカリではそれぞれに売りやすい物件と売りづらい物件があるのだが、電動ガンとかプレミアムのあるカメラ・レンズはネットオークションの百戦錬磨のバイヤーに曝される方が値が付くようである。一方でネットオークションでは見向きもされなかった物件は売値にプラスαしてもメルカリであっさり売れたりするのだ。拙僧のようなPC派はネットオークションの方が小回りが利くのだが、圧倒的なコンシューマーはスマートフォンを使うだろうし、そうなるとアプリケーションの使いやすさは話にならないほどメルカリのほうがわかりやすい。数千円のブツならうっかり買ってしまいそうだ。ちなみに、拙僧は値引き交渉は大嫌いなので「値引き交渉のメッセージは発見次第削除してブロックします」と口上書きに書いてある。なのでメルカリはあまり熱心ではないので、いっそPayPayフリマの市場率が上場してくれたらありがたいのだが、ここまで知名度がメルカリにあると挽回は難しいだろうな。PayPayフリマの市場が広がれば、売上金の管理が一本化してありがたいのだが。

Image81ズームレンズを搭載したコンパクトカメラが登場する前に「二焦点カメラ」というジャンルがあった。1980年半ばから火のついたジャンルである。これは広角のベースレンズに内蔵したテレコンをかますと望遠になるというモノでギミックは単純なのだが、おもしろい効果を得ることができた。やがてズームレンズを搭載したコンパクトカメラが状態化すると下火になるのだが、やっぱりズームレンズを搭載したコンパクトカメラはレンズが大きかったり、倍率が高い一方で常識外のF値の暗かったり、広角側の数値がイマイチだったりして二焦点カメラはフジフィルムのカルディアトラベルミニシリーズやリコーR1シリーズなど、二焦点カメラは20世紀末まで生き残った。

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2020年10月17日 (土)

フジフィルム ファインピクス2600Z


Dscn4279既に死に体のコンパクトデジカメである。本カメラを取り上げるにあたって当時、つまり旧世紀末から新世紀初頭のデジカメ戦史を掘り起こしたのだが、伝統的光学機器メーカーからトイデジカメの怪しげな輸入商社まで凄まじく砲火を交えている。その中でもフジフィルムの覇権を狙うラインナップは凄まじい。ファインピクスS2プロのようなデジタル一眼レフカメラからeyeplateのようなトイデジカメまで、隙間ない完ぺきな布陣だ。フジフィルムのファインピクスシリーズは、今はコンパクトデジカメの最後の領域であるタフネスカメラ、要するに工事カメラにも使えるカメラとして辛うじて残っている。今のフジフィルムのデジカメといえばXシリーズが主力で、そもそも主力はコンシューマ用カメラなどではなく、産業用レンズとかメディカル・コスメだろう。

 

Dscf0052かつて、デジカメの電源に相応しいのは単三型電池か専用電池かという論争があった。単三型電池は入手が容易だというのが単三型電池派の言い分だったのだが、当時のデジカメの燃費は悲観的に悪く、100円ショップの電池どころかコンビニの電池でも満足に動かなかった。結局、充電式の単三型電池を探しに秋葉原に強い者が勝手なことを言っていたことを思い出す。単三型電池仕様のデジカメが満足に運用できるのには、今は亡き三洋電機のエネループの登場を待たなければならなかった。もっとも、その頃には電池論争も専用電池に軍配が上がっており、単三型電池仕様のデジカメはベーシックモデル向けとなった。

拙僧はいい歳なのだが、いまだに10代20代の友人たちとサバイバルゲームで走っている。もちろん、彼らの風塵にも及ばないのだが遊んでくれるというのは嬉しいものだ。本カメラは彼らが生まれたか幼稚園時代に登場したカメラである。当然、単車や四輪を含む被写体の方々はそれぞれの人生を送ったのだろう。拙僧のカメラは家庭内ヤードで転がっているばかりだ。

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2020年9月12日 (土)

ヤシカ ダイヤリー

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ダイヤリーといえばH2Oの「僕たちのダイアリー」だ。確か拙僧が小中学生の頃のドラマ「飛んだカップル」のエンディングに起用されていた。ぼちぼち思春期という厄介な人生のタームに突入しようとする年頃だったから、その歌詞は響くものがあったな。

「やたら僕を刺激する。ドンマイドンマイ、今に見てろよ」

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ヤシカもエレクトロ35シリーズが時代に合わなくなって難しい時期になった。何しろ、ぼちぼち一眼レフが庶民化するというのに、ヤシカの一眼レフの評価はさっぱりだった。実際によく壊れた。

本カメラの登場直前にヤシカから「コンタックスブランド」の一眼レフRTSが登場する。ヤシカとしては天下のカールツアイスとの提携で一発逆転を狙ったのであろう。

「今に見てろよ」

という感じだったのだろうな。

そんなヤシカが最後の輝きを放っていたころのコンパクトカメラである。ほぼ同時期に登場した3兄弟の中ではもっとも高機能なポジションである。

本カメラの登場後にすぐにコニカC3AF(ジャスピンコニカ)が出て、ヤシカとしても忙しくなるのだが、まずは本カメラに注目していただきたい。

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2020年7月31日 (金)

オリンパス35IVb(?)

Dscn3863新型コロナのニュースでわが国では例年ほど盛り上がっていないが、米国で大統領選挙を行うらしい。何かとお騒がせなトランプさんの対抗馬となるのが民主党のバイデンさんだ。あまりTVを見ず。もっぱらラジオで情報を得ている拙僧なのだが、どうもバイデンさんもイイ線をいっているらしい。確かにトランプさんのパーソナリティには大いに問題がありそうだ。しかし、バイデンさんが大統領になった方が我が国にとってマシな選択肢とは限らない。何かと不甲斐ないところもあるが、こと外交に関しては割と安部さんは頑張っているんじゃないかなと思っている拙僧は、バイデンさんが大統領になることでわが国と米国の関係性がリセットされてしまうのは、ちょっと気がかりではあるな。

おっと、拙僧のブログは割とタイムリーな政治の話題は避けることにしているのだ。政治的なファクターでちょっと遊んでみるというのが拙僧のブログのポリシーである。それでバイデンさんなのだが、たまにTVでみると名前のロゴが量販店の「エイデン」によく似ている気がするのだ。バイデンさんがエイデンのロゴをマネするとは考えにくいし、その逆もまた無いだろう。つまり「他人の空似」なのだが、TVを見るたびに思ってしまう。

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 本カメラはオリンパスの35mmフィルムカメラとしては黎明期の遺伝子を直接継承するものである。小ぶりでオートマットを実現した身軽いスナップカメラである。シリーズ初代モデルはいわゆる日本判で、ちょっと田舎者感があったのだがGHQに怒られたり、朝鮮戦争で特需が発生したりして精錬されたのだろう。本カメラの完成度は高い。惜しむのは本カメラのユニークなスタイリングは後裔のオリンパス35Vでは平凡なコンパクトカメラのモノになってしまった。

なんだか大統領が変わることや朝鮮戦争で国の実権が変わることと、オリンパスのブランドの遷移が重なるのではないかと思ったのですが、うまくまとまりませんでした(mm

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2020年7月18日 (土)

オリンパス ペン(初代)

Dscn9159既にSMCペンタックス45~125mmF4のコンテンツで触れたのだが、オリンパスが民生カメラ部門をブランディングホールディングな会社に売却してしまうようだ。それでオリンパスのコンテンツを作ろうと思ってOM707を取り上げようとおもったのだが、実際にOM707を使った実績がない。拙僧は基本的には一度は撮影に使ったカメラ・レンズをブログでは取り上げることにしているのだ。おりしも梅雨の時期で散歩写真も難しく、別のオリンパスを代表するカメラを探した。それが本カメラである。本カメラが、オリンパスを代表する幾つかのカメラに入ることは異存ないのではないだろうか。

Img651本カメラは様々なコンテンツで褒められているので、特別拙僧のブログでは話題を広げないことにさせていただきたい。オリンパスのファンというのは、オリンパスファンというよりはペンFのファンとかOMシステムのファンといった限定的な感じでニコンやペンタックスのファンといったブランドに惚れるのとははちょっと違う気がするな。

オリンパスの歴史的傑作の本カメラと歴史的駄作のOM707の出どころはそれほど違ったものではない気がする。「6000円でも売れるカメラはこんなものだ」と「AF一眼レフなんて嫌いだからこんなものだ」というのはベクトルは違うかもしれないけどモーメントは大して変わらないんじゃないかな。

Dscn9167今回、コンテンツを書くまで知らなかったのだが、本カメラには生産先行モデルとしてオリンパスではなく、委託先の三光商事モデルというのが存在する。リスクに投資を渋るオリンパスらしい無難な選択だ。

その三光商事モデルというのは結構なプレミアムらしいのだが、そんなことは拙僧は知らないので捨て値で処分してしまったな。いずれにしても、あまり思い入れが無いカメラなので構わないが。

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